立命24-21関学(3OT)

By | 2004/12/05

というわけでやってまいりました、長居陸上競技場。観客数も1万数千入ってるんじゃないかな…良く入っています。雨降ってますけど、屋根の下にみんな収まる良い感じ…。

前半キックオフ直後のプレーでスウィープからいきなり関学TDっで、立命めろめろ。立て続けにもう一つTDを決められます。しかし両チームタイムアウトの使い方が悪いなぁ…と思いながらもごまかすように2Q残り3秒で立命TDでなんとか7-14。2Q半ばからやっとこ立命の守備良くなってきましたね。それまでは振られると全くだめでしたが。

そういえば、2Qの終わりしな、立命のチアリーダーの方がこんな看板あげていました。「これじゃあ、TD無理だよな」…って言っていたんですけどね。実は2Qの関学の(結果的に前半最後の)攻撃が、良い調子だったのですが、25秒以内にプレーが開始できず、反則で5ヤード下げられたのが、攻撃の終わりを呼び、結果的に立命の最初のTDを産んだのです。まさかあそこでディープにパスを上手く飛ばせるとは思っていなかったので、見てたこっちが驚きました。それまでは雨のせいか距離感悪かったもんで。

そして、後半、3Q開始。キックオフ後最初のプレーで前半のお返しのような、立命のランでTD。これで振り出しには戻りましたが、そのあとは一進一退。決めてに欠けるプレーが続きます。で、後半も時計の使い方が悪い。なんで、3rd&1のような攻撃時のプレーで、することも決まっているのにタイムアウトを取るのか、とか今一理解しにくいところが多くありました。

そして14-14のまま、4Qも終了。延長に入ります。プレーオフのみのルールで、敵陣25ヤードから、攻撃権が終了するまでに何点取れるかを交互に繰り返し、差が付くまで行うNCAA方式の延長ルールなのですが、5Q(1OT)は立命が40ヤード弱のFGを、スナップミスでキックできず失敗。関学も40ヤードのFGを右に逸らし失敗。先が思いやられる展開になりましたが、6Q(2OT)は相互にTD+TFPで7-7。そして7Q(3OT)に突入します。

立命は2人のQBを交互に使い11番が効果的に前に運び、30ヤードのFGを先に決めます。ところが関学はQBが立命DFにプレッシャーを上受け、3回のダウンでほとんど前に進めず、42ヤードのFGをねらうことに…でも距離すら足らず、The end。 (右写真)

ということで、立命がプレーオフを制し、甲子園ボウルに進むことに。とは言え大学の東西格差は激しく、また社会人の地位低下も激しいので、今日が事実上の日本一決定戦と言って良かったんでしょうけど、連れ(生フットボールはTB, Pit, AZでしか見たことがない)曰く、NFLで当たり前と思っていたことが、凄いということが分かったと言うくらい、やっぱりスキルの差はありますね。とは言えショットガンのみで日本制覇できた時代からすれば、だいぶんマシにはなったんでしょうが…。

なお、観客の1人が「なんで決定戦甲子園でやんねん…雨降ったら困るし、長居でええのに…」と言いながら帰路についていました。そうやねぇ、ここ、見やすいからねぇ。でも、今日はカラーの電光掲示板使わなかったのがちょっと辛かったですけどね。

とは言え、面白い試合を見せて頂きました。試合のアヤも十二分にありましたしね。妙味も有った試合でした。

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