KC 31-30 OAK: Week16

By | 2004/12/26

今日もずーっとGAORAの生中継を見ていました。今日は前半はカンサスシティのハイスピードオフェンスに乗った試合展開で21-21。ところが後半からディフェンシブゲームに変わります。KC 28-27でリード、残り1’48"、KCに攻撃で、相手陣38ヤードでQBサック&ファンブルで試合は決したかに思えました。ここで、KCは相手の攻撃でありながらタイムアウトを全て消費。オークランドが逆転のFG(28-30)を決めた時に、まだ1’07"を残していました。

ここで、キープレイが出ます。キックオフリターンでリターナー、ダンテ・ホールが49ヤードのリターンで相手陣30ヤードまで戻ります。QBのグリーンがサイドラインにパスを連続して通し、残り26”で相手陣20ヤードのフィールドゴールレンジまで詰め、再逆転のFGにつなげます。オークランドのリターンを相手陣23ヤードで抑えたところで万事休す。3回の攻撃で全く進めず、KCが勝利を収めた試合でした。

この試合はアメリカではCBSが中継をしていましたが、前日のFOXと比較すると、格調が高いことと、無理に試合を盛り上げようとしないことに好感が持てました。また解説が抑えたいい表現をする。カメラワークもいい。やっぱりフットボール中継はCBSですね…。両チームと負け越しチームですが、そう思わせない試合でした。ゲームを表現するには、過剰表現なんて必要なくて、キープレイをどう技術的に伝えていくか、ということのように思えました。それがそのスポーツ本質への理解に繋がるのでしょう。今季のスーパーボウルはFOXですから、(表現的には)つまんない中継になるんでしょうね…。時間の使い方も上手かったですしね。その辺りをタージン氏が伝えていたのも好感が持てました。

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