米大統領選:支持率近接…でも選挙制度を覚えていますか?

By | 2008/09/06

民主・共和の両党の党員集会が終了し、両党の主副大統領候補が決定。
今週終了した共和党の党員集会の副大統領候補の人気を受け、支持率が近接(メディアによってはタイ)との方向が出始めていますが…

でも大統領選って、全米の有効投票数で単純に決定するんじゃない、ってことお忘れですか?

ということで、最近PCでご覧になっている方には左肩に Electoral-Vote.com の集計値が出ているのに気付かれているでしょうか。上から大統領選、上院、下院戦。青が民主、赤が共和党です。大統領選については州ごとの支持率の差異で判定しているわけですが…最近ではオハイオ州について逆に民主逆転となったので、むしろ民主の数字のほうが良くなっています。

具体的なグラフを見ればわかります。

上のグラフは「1ポイントでも差異のあった州を基準」、下のグラフは「5ポイントの差異を基準」。
そうすると民主党候補が着実に支持を伸ばしていることになります。
むしろ共和党の強い地盤では共和60:民主28などのように、ワンサイドの傾向が強まっている州がいくつかあります。単純に言えばそれらの州での傾向が強まっているだけど、いわゆる「ゆらぎの州」(Swinging States)でどうか、ということを見ないといけません。これらは実は今のところあまり変わっていないようです。

しかしながらまだ2ヶ月あります。何があるか分かりません。ただ面白いのはeBay辺りで大統領選のステッカーを検索すると、民主党候補系の検索をすると、半分くらい「反民主党候補」的なステッカーなのですが、共和党候補については「1/10」程度しかありません。

つまり、何が起こっているのか、現状の選挙の流れはそういうところ、のように見えます。