ケーブルテレビの「デジタル化工事」商法。

By | 2010/02/27

今日はたまたま昼から家にいたのだけど、帰ってきた時にポストにこんなちらしが入っていた。

「有線テレビ設備工事のお知らせ」
幹線設備のデジタル化工事についてのお知らせで、後日係員が説明に伺う、という内容。
しかも受付期間が設定され、3日間しかないという。
なんの受付期間?

しかも袋綴じの裏面には「地上デジタル放送について」のチラシを入れ、
ケーブルテレビなら対応可能と、アナログ停波について記載している。
袋とじを空けると、ケーブルテレビのパンフがあるので、勧誘っぽいのは理解できるけれど、
問題はこの種のチラシは半年おきくらいに何度も入っているということだ。
何回幹線工事を行うのだろうか?(^_^;

問題はこの後だ。
その係員がやってきて地上デジタル対応の有無について質問を始める。
ちょっと待て。
ちらしには幹線工事についての説明と書いている。
またこのチラシ自体、地上デジタル化に伴う工事と錯誤させる内容でもある。
法律的に問題はないかと尋ねると、それでも契約についての説明を始める。
責任者に「携帯電話に電話させるように」指示をし、当該者には名刺を入れるように依頼する。
でも名刺などポストに入れていなかった訳だけれど。

20分位して、「責任者」がやってきた。
なんのことは無くってセールスの担当者である。
同様のセールストークを繰り返そうとするので、
同じ説明を繰り返し、その前の係員から状況説明をきちんと受けているかということと、
このチラシの構成に民法上の問題はないか、契約をしても錯誤を招くのであれば、訪問販売法によらなくても契約無効とできる内容ではないか、ということを繰り返す。
また電話で連絡を求めてしているのに、直接訪問されたこと、
こちらの話を聞かず、セールストークを繰り返すこと、
それについて責任者からの連絡を再度求め、名刺をポストに入れるように求めたのだけど、
横向きながら不機嫌そうにポストに放り込んだのが見えた。

腹が立ったので、いろいろ調べると、こういう倫理基準があるのだという。
日本ケーブルテレビ連盟
「有線テレビジョン放送事業の営業活動における消費者保護に関する自主基準及びガイドライン」(PDF)

第3条 事業者は、訪問販売又は電話勧誘販売をしようとするときは、消費者に対し、事業者の名称及びその勧誘を行う者の氏名、勧誘をする目的で訪問又は電話をした旨並びに当該勧誘に係るサービスの種類を明らかにしなければならない。

今回の場合は「幹線工事」の説明をするという理由で訪問しているので、これに明確に違反しています。
それが判ったため会社としての対応を聞きたかったので、サービスセンターに電話をし、電話連絡を依頼し、このチラシの使用について尋ねました。

すると全社で統一して使っていることが判明しました。
ちなみにこの時は伝えませんでしたが、下記条項上でも実は問題があります。

第8条
3 事業者は、契約の締結について勧誘をするためのものであることを告げずに、営業所等以外の場所で呼び止め同行させ、又は営業所その他特定の場所へ誘引した消費者に対し、当該契約の締結について勧誘をしてはならない。

営業所以外の場所で呼び止めることを禁止しているため、自宅訪問であっても呼び出すことが自体が(消費者宅の特定の場所=玄関であっても)同行と見なすことも可能です。

更に近畿総合通信局サイトには以下の記載があります。

また、ケーブルテレビの加入については、契約を行う際には十分内容等を確認し、疑問や不明な点がある場合は必ずケーブルテレビ会社に問い合わせ、よく理解した上でご契約下さい。ケーブルテレビ会社では、自主基準及びガイドライン(注)を定め営業活動が行われていますが、もし勧誘等で問題があった場合は、総合通信局、消費生活センターにご連絡下さい。

ということから、総務省に連絡するがよろしいか、ということについてもお伝えした上で、先のガイドラインから

第7条 事業者は、訪問販売又は電話勧誘販売による勧誘を行った場合において、消費者から契約を締結しない旨の意思を表示された場合には、3ヶ月間以内の期間又は事業者が定める3ヶ月以上の期間は、当該消費者及び当該消費者と同一の世帯に属する者に対し、当該契約の締結について訪問販売又は電話勧誘販売による勧誘をしてはならない。但し、同一の世帯に属する別の消費者から、特にサービスの説明のための訪問要請の意思表示があった場合は、この限りではない。

ということ、ただ、チラシ配布などについて個別住宅に関して敷地に入って行うこと自体が住居侵入罪に問える、という判例があったり、退去通告をしているのにとどまること自体が不退去罪に問える、ということもあるので、上記ガイドラインによらず(ゴミになることもあるので)二度とこちらから依頼しない限り訪問してくれるな、と伝え、了承を得ました。

まあ、そんなことがありました、ということです。
誠実に最初の担当者が小生が怒った時点で謝罪してくれれば、そこまでしなかったですけどね。セールストークというマニュアルの功罪だと思います。

実際eo光ではCS部分のHD化がされているのですが、お宅は全然進んでないですからね。
ベイ・コミュニケーションズさん。

One thought on “ケーブルテレビの「デジタル化工事」商法。

  1. すえよし

    いまやJ-C○Mの系列ですからね(笑)。
    前住んでいたところで電話回線を配電盤の根元から切ってて電話がつながらないということをしでかしましたわ。
    その時に「この手の苦情多いんですよ~」とみかかから来た人がおっしゃってました。

    自分はJLCとAT-X同時に契約できないので契約を断る理由はありますぜ

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