TBS “Session22” に送ったメール(全文) #ss954

By | 2014/10/31

以下はTBSラジオ「Session22」2014年10月31日(金)「日本バスケ界に今、何が起きているのか」に送付したメールでした。
残念ながら、番組は、Jリーグは素晴らしい、それを見習うべきで、リーグ統合以外にはFIBA国際大会開催の赤字など盛り上がっていないことを「ガバナンスの問題」と指摘するなど、個人的には残念な内容でした。

ということで、以下のメールを昼に番組にお送りしたのですが、その内容について全文を公開したいと思います。
問題についても整理している(つもり)です。

はじめまして。

そもそもこの問題は統一リーグ問題が主眼ではなく、日本のバスケットボールが
1つになっていないことが問題で、それによって強化や人気に障害になってい
るということについて、JBAが統率出来ていないという問題です。

それはFIBAからの指摘でも明らかです。

その2つの典型例が、1つはNBLと(TK)bjリーグであり、もう1つはインターハイと
U-17世界選手権の時期の重複のようなユース世代の国際大会への選手派遣が
不十分になっているという問題です。

要するに川の流れを高校世代でも分け、シニアでも分け、ということです。

高校世代の問題についてはラグビーのようにインターハイを高校選手
権(バスケットの場合はウインターカップ)に統合してしまう等の高体連への了
承を得ないといけません。いままで学校に育成を依存してきたツケを協会は払う
必要があります。ある意味部分的に決別する必要があります。

もう1つはトップリーグ。NBLに至る道については、トップリーグのプロ化ができなかった。
またあいまいなものになった。企業名を付けたプロは海外ではあるので、定義を
きっちりできなかった。また、世間の関心も呼べなかった。

一方プロ化ができず袂を分かったbjリーグはチームの数をいたずらに増やし、将来
一本化するときの絵図を描かず拡張してしまった。報酬も上げられず、おかげで
今季は観客平均が3桁のチームが5チームもあったりします。

またNBLは一般社団法人、bjは株式会社で、社団法人法で社団法人は株式会社と
の合併を禁止されています。その場合どちらの整理が必要で、10億を超える資本金を
持つbjリーグを解体するとなった場合、償還が必要です。恐らく業務を分ける形で
継続せざるを得ないでしょう。

全チームを1リーグにすれば選手が分散し、レベルが下がる。2部制にすれば良い
けれど、2部になったチームに関心が行く仕組みを作れるのかと言う問題もある。
それ以上に、入れ替え制を出来る程融通の利く体育館の利用権もありません。
1年以上前から場所確保をしないといけません。拡張しすぎたツケを払うという
のはそういうことです。どちらを選択すべきでしょうか。

個人的にはルール下(ユースチームの保持)などを条件に企業名を容認し、
当面1部、やがてライセンスと昇降格制で2部に分けるのが妥当と思っています。

いずれにせよ、お互いのリーグが抱えた問題について、今回の騒動を契機に世間の
注目をバネとして1つの方向性で進んで貰わなければなりません。そのためには全て
が立場を捨てて、賢明に協議してもらえることを祈って止みません。