AFL:もう一つの「フットボール」

By | 2004/02/11

今年も日本人初のNFLプレーヤーは出ませんでしたが、AFLには実にAFL2まで含めれば18名が参加することになりそうです…と言っても「AFL」って何? 昔の「フットボールリーグ」のこと? と言われそうです。

実はNFLシーズン終了と同時に始まる「インドア・フットボール」リーグなのです。アメリカのインドア・スポーツで有名なのはバスケット(NBA)とホッケー(NHL)ですが、メジャースポーツはUS$500万を超える高年俸選手が増えると同時に、入場料も家族で安くて$100は当たり前、近くで見ようと思えば$200~400ってことも珍しく無くなりました。

その間隙を縫う形で、野球では「マイナー」に人気チームが出ているように、インドアでは「AFL」に結構人気が集まりつつあります。年俸は高くて10万ドル程度。1階席でサイドラインで4人で$100程度という入場料も、安心感があるようです。またNFLとはルールが被らないことも食い合いすることを逃れている理由でしょう。

ルールの大きな違いは、
・8名でプレーすること。
・ほぼNHLのホッケーリンクの大きさを元にした、フィールド50ヤード(46m)、横幅85フィート(25m)のフィールドで行うこと。
・第4ダウンでの「パント」が禁止されており、タッチダウン(TD)かフィールドゴール(FG)をあくまでも狙わなければならないこと。
・FGのサイドにはネットが貼ってあり、そのリバウンドの球がフィールド内に来ると「インプレー」となること。
が特に大きな違いです。

ですからFG失敗→リターンTDも珍しくなく、通常50点台の取り合いになります。

それでは「AFL2」っていうのは何だ、と言えば、AFLの「マイナーリーグ」バージョンな訳で、中小都市をホームにしています。AFLとAFL2合わせて35前後(最も多い年は56チームありました)のチームが今年もシーズンに入ります。

私は昔サンノゼで見たことがあるのですが、ルールが事前にわかっているとそれなりに楽しめます。ただ、サンノゼではあまり人気が無いようです。今年からNBC系列でも放送があるそうですので、US在住の方は試しに見てみることも出来そうですね。

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