ネット上でblogを公開する、ということ。

By | 2004/02/24

trackback – blue&gold02さん[「儀礼的無関心」に関するエントリーを読んで思ったこと]

非常に物事を単純化して考えてしまう傾向があるので、元記事とは関連性なくなってしまうかも知れないけれど。Doblogのコミュニティが小さいとか、そんなことは外部に向けて開かれているので、本人たちが意識していないだけの問題だと思いますから、ここでは勘案せず書くことにします。

個人的な経験として話をしてしまいますが、NIFTYでアクティブで恐らく数百名には存在を知られていた立場と、現在某ユーザーサイトを開設していて、これも3桁のユニーク数のアクセスが毎日あって、それで某匿名掲示板で叩かれた経験を合わせて書いてしまうと…

インターネット上で文章を公開することによる、悪意のユーザを追い出すには、最終的手段としては、アクセスを規制してしまうしかないのでは、ということ。

昔はそこまでしなくても、論点をはっきりさせて断言してしまえば、なんとでもなったんですけど、そういう匿名で多数の人間に攻撃を仕向けたりということを可能にしている段階で、難しいということ。NIFTYの時代は個人特定が可能でしたから、何でも出来ました(追い詰めたこともあったなぁ…)。だけれども、その時代ですらそれを継続するには、作成者の注力と精神力が必要になりました。ええ、何回もへこみましたね。

今のように特定しにくいとなると(実際には本人は気付いちゃいないでしょうが、結構特定できる「痕跡」は残してくれるんですけど)、余計に気力が必要になって、実際、私はそのユーザーサイトは継続意欲をすっかり失ってしまっています。無論収益性などない、持ち出しサイトなので、ということもありますし。

他にも掲示板への広告自動書き込みソフトなどがはびこっててこずりましたが、その対応に決定的だったのは「認証」を入れることでした。

そういう意味でも、そのうち、blogにも、公開書き込みと非公開書き込みが存在するようになって、(結果的に)一見さんを誘引するblogと、特定の人間に公開するblogが分けられてしまうようにせざるを得ないのではないかと思います。それは1つのblogに混在してもいいし、公開/非公開を並立してもいいと思うし。そこに有料サービスのキーもあるんじゃないかと思います。セキュリティ関係でIPを記録させるとか、アクセス履歴を提供するのも、それに含まれるでしょうね。

読者に公開しながら読ませない努力、というのも方法論のひとつだと思いますけど、実際にはそれだけの能力がある人がどれだけいらっしゃるのかという気もしますので。

ただ、読まれる方に一言。このblogだってどこまで本当の事書いてあるのかわかんないですよ…(苦笑)。意図的に偽装(?)しているところもありますので。ある程度特定できちゃうのは仕方ないと思いますけど、自分の心情には誠実に書いているつもりです。でも妻とか知人に言わせると「そのまんま」って言われそうですが(苦笑)。

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7 thoughts on “ ネット上でblogを公開する、ということ。

  1. uz1

    こんちは。
    わしも、長年、ネットでテキストを公開していて
    時々味あわされる、あの不毛感は、何年たっても慣れることができません(笑

    添付のurl「サッカー蟻地獄」で隊長さんが
    ”議論の流れを読まずに脊髄反射をする人”と
    評しておられます、一読ください。

    彼らに対して、こちらに、暇も気力もないから、やらないだけで

    > 結構特定できる「痕跡」は残してくれるんですけど)、

    ってことを、もっと告知していたずら好きなかたがの抑止を行って欲しいと思う今日このごろです。

    では。

  2. wolfy

    >uz1
    昔のNIFTYでは問題点を明確にした上、議論するという流れもあったのですが、今はそういうことはありませんからね。ある意味「匿名掲示板効果」と言いますか。だから嫌い(って繰り返すなって?)。
    「脊髄反射」に関しては以前拝見した記憶があるので読み返して見ましたが、賽を投げた人間は、議論の流れを整理する上で、違うんですけど、ってことは1度説明する必要はあるかも知れないですね。しんどいことですけど。
    だからおっくうになるというのは、その通りなんですけどね。

  3. wolfy

    ああ、敬称付け忘れてごめんなさい…>uz1さん
    …仕事中にレスするといけませんね。

  4. uz1

    > 違うんですけど、ってことは1度説明する必要はあるかも知れないですね。しんどいことですけど。

    これは、相手(どうせまともにとりあいやしない)よりも、そのスレを読む人に向けて書こうかなと思ったりもしますが、火に油をそそぐことになりかねないので躊躇しますね。

    ボールド追加、サンクスです(笑

    あと、この記事”β”のほうで、紹介させてくださいまし。
     *
    uz1て、IDのつもりで間違って登録してしまったものなので
    単なる記号で名前ぢゃないので、別よひです。

    そゆわしも仕事中(ぷ

    では。

  5. blue&gold02

    トラックバックありがとうございます。
    自分の場合、Doblogでブログを始める前に、まともにサイト運営をしたことがないので、どうしても感想等が他人事になってしまいますね。叩かれたり、荒らされたりというのは、実際に体験してみると相当消耗するものなんだなと文章からひしひしと伝わってきました。結局、対策はwolfyさんの仰る通り、自分の文章中のリンクで書かれていた通り、blogのシステムサイドに公開・非公開の機能(ID制等)をつけるしか無さそうです。はてなには、そういった機能が既にあるそうですね。

  6. wolfy

    >blue&goldさん
    失礼しております。「はてな」にはそう言う機能あるんですか…でもあそこはちょっとデフォルトのでデザインが私には見にくいので、標準的なサービスになればいいなぁという想いはあります。過去に無料掲示板で有った流れと同じですね。
    最近は「某匿名巨大掲示板」でそのサイトでは表面上「儀礼的無関心」を装っていても、そこで荒らすということもいくつか見ています。あそこは弱者の敵で、単に五月蠅いものの味方です。最近はリンク偽装まで実装してくれていますので、余計そう思います。
    メディア批判してる奴が「そこ」を礼賛していると、余計、その人の論理構成を疑ってしまわずにはおれません。

  7. wolfy

    >uz1さん
    紹介についてはどうぞ、お気軽に。blogという形態を取っている以上リンクは自由というのは私の考えです。今後も同様にお考え下さい。
    お気遣いもありがとうございます。

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