小さいメモリと、昔のPC。

By | 2004/02/25

先日、「ちび(大)」のビデオを撮るためにXactiC1と、512MのSDカードを2枚持って出かけました。1枚落として大騒動になりまして、結局拾っていただけ、事なきを得たのですが、よくよく考えれば、こんな小さなカードに512MBも収納できるっていうことに改めて時代を感じました。

思い起こせば、私の初のPCは「FM-8」。当時はこれは略称で、Fujitsu Micro 8が商品名でした。たった22年前ですが、当時は32KBの「バブルカセット」が80,000円もする癖に、今の折りたたみ携帯とどっこいどっこいのサイズがありましたね。もちろん高値の花で買えませんでしたが。

当時はハードディスクもなんだか「ウインチェスターディスク」とか呼ばれていて、1MBで1,000,000円ってのが「I/O」誌に載っていたりしました。

今はたった10年前のPCハードディスクの容量が、こんな小さなカードに収まる時代です。世の中が変わって当然なのかも知れません。

ちなみに当時のFM-8はROMが44KB、RAMは117KBで、フリーエリアが32KBでした。ええ、たったの0.1MBのRAMしかなかったのですね。よくワープロソフトなんか動いていたなあと想います。漢字を表示させるのにも専用ROMがオプションで。

3Dゲームなんかで贅沢言ってる場合じゃないですね。ほんと。ただ、当時の方がPCを触っている楽しみはあったと想います。今は有る意味「通信機器」ですからね。

ちょっとタイムスリップしてしまいました。あの時の新鮮な気持ちは忘れたくないもんです。

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