サーパス-広島戦での守備妨害の適用は誤り?

By | 2004/04/10

本日、神戸で行われたサーパス神戸×広島のファームの試合で、このようなシーンがありました。2回裏、無死1,2塁。打者がバントをしようとして、自打球に打席外で足が触れてしまい、守備妨害でバッターアウトのジェスチャーを主審が行います。

ところが2,3進しようとした走者は3塁でタッチプレイでアウトを宣告され、試合が2死2塁で再開します。あれ?守備妨害の場合はその場でボールデッドになって、走者は元に戻されるんじゃなかったっけ?

公認野球規則にはこうあります。

2.44 ★INTERFERENCE「インターフェアランス」(妨害)
(a) 攻撃側の妨害-攻撃側プレヤーがプレイをしようとしている野手を妨げたり、さえぎったり、はばんだり、混乱させる行為である。
審判員が打者、打者走者または走者に妨害によるアウトを宣告した場合には、他のすべての走者は、妨害発生の瞬間にすでに占有していたと審判員が判断する塁まで戻らなければならない。ただし、本規則で別に規定した場合を除く。

【原注】 打者走者が一塁に到達しないうちに妨害が発生したときは、すべての走者は投手の投球当時占有していた塁に戻らなければならない。(但し日本プロ野球では、プレイが介在した後の妨害はこの裁定を無効とします)

【注】 右[原注]は、プレイが介在した後に妨害が発生した場合には適用しない。


どう考えてもおかしいのです。介在前に打者走者がアウトをタッチプレーもなくコールされているのに、その後で走者が封殺される…。場内の説明もなかったので、現実に守備妨害を取られているかも分らない…。

もやもやが残るプレーでした。

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