参院選と露骨な「日程変更」

By | 2004/07/06

例のジェンキンスさんの問題に関して、小泉さんがまたも「ウルトラC」。7月12日~20日と言われていた、ジャカルタ近辺での曽我さんとの再会について、強制的に参院選前の7月9日に前倒ししちゃいました。元々、曽我さんが1週間位、再開の地で待っていてもいいなど、無理から参院選前に固執していたことが、スポーツ紙(報知)などでは暴露されていて、なんだかなあ、って感じ。家族会にもどうも総スカンムード。

選挙は自民が改選55から46議席前後へとの予想がされており、民主は38から50強へ。公明は10変わらず、共産が15から比例のみの4へ大幅減、社民は改選2の堅持が予想されています。そんな中、北朝鮮カードを利用しようとしたと言われても仕方が無い状況。でも、実際には野党が共産党の退潮を民主が食ってるだけで、もともと1998年の参院選自体、自民の敗北に終わっている選挙だけにこの結果じゃ、大勢に影響はないのは確か。首相の退陣問題がどっかに言っているのは、非改選の自公76議席が効いています。(過半数は125)要するに自民が30議席台に落ちない限り、政変はない、という現状。もちろん保守無所属を含めて。

相も変わらず街頭演説では、自分のことではないかのような評論家のような演説に終始されていらっしゃる小泉さん、聞いてる人も半分位は途中でつまんなくて帰っちゃう状況。でもこの背景で安穏と任期を全うされそう、サプライズをまだ準備しており、高速道路の1割引の前倒しもその一環。でもマーケットは民主党好調以上に、昨日の小泉さんの、2年後には消費税の見直し発言の影響もあって、小売り業を中心に株価は下げに転ずるしまつ。

高投票率でなだれが起きない限り、変わらない現状、ということは投票日まで頭に置いておく必要がありそうです。

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