伊丹ジェット枠2割削減>関空振興へ。

By | 2004/07/22

国交省はどうやら、伊丹のジェット枠を250便から200便に減らし、関空に降る方針を決めたようです。ジェット増便要請を受けて、増やした結果、騒音制限にひっかかる、としたことが理由だとか。(日経

でも、実際には2割も離発着料が高くても、伊丹の希望が多く、実際に同時間帯の特割運賃を見ても関空発着の方が安い時間帯があったりします。でも、以前エントリーに書いた、神戸空港の離発着回数と、関空のそれがリンクしている問題(神戸5回、関空31回)や、離発着料で、神戸空港がかなり低い設定をしてくることから、今度はこの関空の枠を神戸に振るような動きが必然的に出てくるように思います。

いずれにせよ、1970年代の設計で、今ならそんなに沖につくらなくとも良かったのに、浜から数kmも離れた場所を埋め立てて、工費を高くしてしまったなど、根本的な問題を抱える関空。でも2本目の滑走路を作らないと、1本目のひび割れなども目立ってきているだけに、空港自体の機能不全が起こりかねないとも言えます。

経済特区を上手く利用して、空港に人を集める工夫なんかを、何で考えなかったかなぁと思ってしまいますね。

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