北島金に米選手がクレーム。

By | 2004/08/18

どうも水泳界で、日本は目の敵のようです。なんなんでしょうね。
古くは田口さん(平泳ぎの潜水規定の変更)とか、バサロの禁止→短縮とか。

100m平泳ぎで金を取った北島康介選手に対し、今回はアメリカのピアソル選手がクレームを付けています。
「彼(北島)はズルしたって自分で分かってるよ」
なんの事かと言えば、平泳ぎでは違反のドルフィンキックをスタート時に行ったということ。

「0.2秒はトクしてるね」(レースの2着との差が0.17秒だからこう言っているんでしょう)
「大きなドルフィンキックで余分な推進力を得られるんだ。水面上からは下で何やってるかわからないのを彼は知ってるから。」(審判は水面上からのみで判定し、水中カメラのレビューはできない)

レザック選手もこう続きます。
「前に観客のほとんどが、少ししか写らなかったカメラの画像をみただけで、すぐに小さいため息をついて、彼がルール違反を犯していることに気付いたのを覚えている。今回はリプレーを見せず、生だけだったけれど、明白だった。」

この問題はアメリカで広がっている理由には、メダリストのカンファレンスで、ピアソル選手がこれについて触れたことが契機になっているようです。しかし、この場にもいた北島選手のライバルのハンセン選手は「自分のレースが出来ず、彼のレースを泳いだだけ」とこれを問題視していません。またコーチ陣も、レース後に裁定が覆ることはない、と放置しています。また、日本サイドも問題とは見ていません。

文句を言われるだけ強豪になったとは言えますが、またこれで日本に不利なルール改定が行われるかもと思わせてしまうの点で、FINAってなんだろと思ってしまいますね。

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