神戸移転時の密約

By | 2004/11/04

3日付の日本経済新聞に、神戸から球団が離れることについてのコラムが掲載されていました。楽天・三木谷社長が神戸市長が会談した時に、積極的に誘致行動が行えず、NPBが決めることとのスタンスを取った理由について記載されていました。

それは、1991年にブレーブスが神戸に移転し、ブルーウェーブになった際、ドーム球場を建設することを条件とされており、JR貨物駅跡(三宮南東)という具体的な提示もあったとのこと。しかしながら、財政悪化・さらに震災で立ち消えになったこと。その為、約束を果たしていない神戸市は、オリックスに強い態度で出ることができなかった、と言います。

また、97年には約束を反故にした神戸市とは別に、同じ場所にオリックスが300億円を拠出し、ドーム球場を作るアイデアがあり、実際に動いていたのことが、読売に記載されていたことを思い出します。これも結局JRが土地の買い取りを求め、借地契約を求めていたオリックスとで話がまとまらず、破談になったということです。

ということは、合併するチームを神戸に持ってくるのであれば、再度この案を具体化し、着工まで持っていくことなしに、神戸にチームが戻ってくることはないことになります。

…方向性が見えて来ましたね。

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