人の名を赤字で書くこと。

By | 2004/12/27

最近、電子メールに添付されている一覧表などで、表中の特定の人を指すときに名前を赤字に平気でしてくる人をよく見かけます。今日も、わざわざ全社回覧にする必要のない一覧表をそうして、送ってきた人から、赤で表示したところの書類を送ってくださいよ、とメールが飛んできます。

普通気遣いとして、全社的に回す前に、当該個人に聞いた上で、全社に同報するのが当たり前の気遣いと思うのですが、彼はどこか麻痺しているのでしょう。しかも入れ違いで当方は東京に送付しています。それどころか行き違いに対する配慮すらありません。儀礼的に冷たいメールを返します。

そうすると逆ギレで返してくる訳です。「こっちは**日に受け取っているのだからおかしくない。」要するにさらし者にした責任はないと言うのです。呆れてメールを返します。そうすると「担当施設にそうしている訳はないでしょうね」…ってメールが帰ってきました。もう笑うしかないですね。

社内であってもモチベーションを維持しようと思うのであれば、提出するのが当たり前、ではなく一歩引くのが当然です。それは言ってくる方にも論理はあるのは理解しています。でも、人の名前を赤字で書く事すら、指摘を受けずにここまで来た方です。知らない内に無礼な事を人にされているのは不問の様子。

人の名前を赤字で書く、ということは、韓国に由来することなのですが、死人を意味することです。(うちの両親は昔からの徳島の人間ですが、それでもそう言っていますから、こちらの方が実際の意味なのでしょう。)墓の朱書はまた別の意味があるのですけどね。別に、日本でも、昔は赤で文章を書くことは呪い(血で文章を書く)の意味があって、そこから通常墨で書く物を赤で書くこと自体を忌み嫌った、その風習から、という見解もあります。

知らないということは幸せなことなのでしょう。
え?その後ですか?

返答は全て事務的に、儀礼的無関心を通すことにしましたよ。
聞いてこない限り教える必要はないと思っています。ご自身が正しいということですし、無論彼も大人なのですから。社内的に気配りも出来ない方に、気配りをお教えする必要もないでしょうし。そういう方に、私のように、多少の無礼を働いても、許していただける得意先なんて出来るのかな、と心配もするのですが。

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