@バーレーン戦:「4.5」のラッキー。

By | 2005/06/04

今年のワールドカップアジア予選。見ていて胸が締め付けられるような感覚がない。それもそのはずで、4カ国中2カ国が本戦出場、3カ国目もひょっとしたら、というルールでは、1敗どころか1分ですら、ジェットコースターに乗った様な気になることはない。むしろ1次予選の方が厳しい(4カ国中1カ国)という不条理に中国が沈んだことに感謝すべきか。この最終予選のレギュレーションの優しさは、数の上だけでは南米予選位ではないだろうか。

とはいえ、次回からオーストラリアが加わってくるし、来年の本戦でアジアのどこも準々決勝はおろか、トーナメントにすら進めなければ、「1国増えて1枠減る」という事態もあり得る。実際、バーレーンかクウェートが本戦で1勝できるか、と言えば怪しいんじゃないか、という気すらする内容。UEFAの怒る顔が見えそうだ。

ジーコ監督の強運は試合毎に出ているけども、それ以上に枠が「4.5」であること、それも2カ国が自国開催でトーナメントに進んだことによる結果、それこそが最大のラッキーでないか、という気がする。そのラッキーをトーナメント1回戦総当たりで出すのかどうかが真価なのだけども。まあアラーでも神道でも、神がいるならそれは公正で、三都主、中村、中田(英)を出場停止にし賜うた。それでも、普通はイラン戦で「お互い握る」のが普通だから、絶対に負けられない戦いなんてそこには無い。長居でのイングランド-ナイジェリア戦のようにね。

1998年の「3.5(/32)」、1994年の「2(/24)」から倍増以上なのだから、こういう感覚も仕方ないかな、という気がする。

だらだら見てしまったな、というのが正直な感想。
中田ヒデだけは、誉めないとね。公式戦と親善試合の使い分けは絶妙。

しかしまあ、試合終盤のバーレーン観客のペットボトル投げ込みがすごかったね。ピッチにも入ってきていたのにほとんど試合は止まらず。平壌といい、テヘランといい、アジアというのはそう思われて仕方ないのかな。でも自国選手に向けられていたという点では救いがあるかも知れないけど。北朝鮮@バーレーンも無観客かな?

Kuwait @ Saudi Arabia 0-3 ; Uzbekistan @ Korea Rep. 1-1 ; DPR Korea @ Iran 0-1.
FIFA No suprise in Asia ….. because they have 4 1/2, i guess.

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