京都:寺町通りも変わったもので…。

By | 2005/07/01

仕事が終わった後、少々寺町通を散策。15年位前は京都に行くと、無意味にこの辺をまずはうろついていた物ですが、本当になんというか、寂しくなっていました。写真をご覧いただければおわかりになるかと思いますが、いわゆる「白物」家電の店がほぼ無くなり、PC関係の店は6~7店舗(じゃんぱら、DOS/Vパラ、TWO-TOPとかいうメジャー所が多い)位でしょうか。それが目立つ程度。

電気街という様相ではすっかりなくなっていますね。
よくよく考えてみれば、やはりこの電気街の廃れぶりというのは、オーディオのデジタル化と時を同じくしているような気がしますね。オーディオは組み合わせと趣向という側面があったので、合う店員・知識のある店員を探すようなもので、そこで店が集まっている必要があったように思います。PC関連なら、よほどの事がないと、必要なパーツは「値段だけ」の相談。それに店員も「まからん」しね。

デジタル化が底上げをしたとも言えますし、上を下げたとも言えるのでしょうか。

とはいえ、マルツパーツ店が異彩を放っていたのは嬉しい限り。
電気街にはこういう店がないといけないのですが、日本橋で上新・ニノミヤが電子部品を縮小したときから日本橋が面白くなくなったとも言える訳で。

平日でも結構10数名のお客さんがいろいろ捜し物をしている、面白そうな雰囲気がいいですね。

とは言え、京都・寺町通と言えば、ニノミヤ無線だったのですが、再生手続きに入り、日本橋以外の全ての店を閉めた影響がここにもあるようです。比較的大きかった主店舗とエレホビー店ももちろん閉鎖。

この印象が悪いと言えば悪いのかも知れません。

「街」が小さいので、日本橋のように「ガジェット文化」な店も3店ほどありますが、あまり目立たないのも、市場との関連性があるのかも知れません。

郊外型大型チェーンが幅をきかせていますが、最近値引きも渋くなっていますし、そろそろ仕掛けを打つチャンスかも知れないとは思うのですけどね、電気街も。

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