衆院選勝手に総括:国民の選択は「あほの拡大再生産」

By | 2003/11/10

今回を最後の選挙書き込みにするので(やっぱり)長文。
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今回の選挙結果は、個人的には国民まで「問題を先送り」することを選んだんじゃないかな、と。
というのも、自民党に単独で安定多数(過半数)を与え、小泉さんの指導力強化(維持)に繋がるわけでもない。で、民主党が躍進したとはいえ、与党連合の絶対安定多数の前に無力に近いという見方も出来、仮に民主・社民が公明・保守を離脱させても過半数に及ばない。要するに、個人個人はともかく、マクロで見れば「何の変化も求めなかった。」
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その結果、小泉改革、菅改革は進まない。あるいはぼかされるという「玉虫色。」
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投票率が伸びなかったのは、ある意味理解できる。民主の体制の問題だけども。基本的に「リベラル」な人は民主という傾向はあるけど、じゃあ、あなたが「リベラル」だとして、あなたの選挙区で、民主の候補が「西村慎吾」氏であれば投票するか、といえば?この種のわかりにくい現象は各所にあったように思う。
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ただ、今回の選挙で何が大事だったかといえば、文字通り「政権選択」のみだったんじゃないかと。民主で「官僚の枠組みを劇的に変える」か、自民で「官僚の枠組みをじりじりと変える」か。どちらも選ばないことによって、より「遅く」させたような気が。そんな時間がこの国に残されているのかは非常に疑問だけど。
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個人的な選挙後の期待は、自民と民主がそれぞれわかりやすい形に再編されること。要するに右(アメリカ共和党型経済政策・防衛重視)か左(欧州資本主義型経済政策・福祉重視)か。そうでないと次回の衆院選投票率は50%後半のそれも低いところに落ち込むような。政策論争じゃなくて、またイメージ論争になってしまうから。
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個別の政策なんかはその党の基本政策に合致しなくていいんだけどね。なんでも党議拘束かけるあほな党もあるけど。そんな党は全部議員歳費返上して議決権だけ与えとけば、歳費削減になってよろしい。そんなん議会制民主主義やない。
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ただこの2つだけは判断したかなと。小政党の意義が失われたことと、スキャンダルを起こせば落選すること。あえて言えば公明は別にして(米議会の日本に関する資料がネット上で公開されているけど、それには「創価学会」と一体のように書いてあるのは面白かった。彼らがどう言おうと、世界の認識はそう。)、社民は存在意義が無くなった。左派は共産と合従して、共産党が名前を変えれば存在意義があるかな、という程度。ただ宮○氏の長期院政(私は事実上独裁だと思いますけど、共産党的には「民主集中」って言うんでしょうなぁ)が「長すぎた」おかげで、法案提出権を持つ議席数を維持できる体力をすでに失っているから微妙。それに名前変えることは未だに許しそうにないからね。多分党内で「社会党の例」を上げて否定している人がいそう。
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小泉さんの影響力が弱まるだけの選択しかしなかった日本国民。政治がなにもしてくれないんじゃくて、自分たちが何もしてない、ということを今回の結果は証明したような気がしますな。それで投票率がますます下がる。
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大阪流に言えば「あほの拡大再生産」ですな。
このだらだらとした不況感は、まだまだ続きそうです。

追記:
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選挙区「自民」、比例区「民主」という投票が多かったとのこと。
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大阪では有権者の声として「どういう意味かわかる?、小泉さん」というのがTVで流れてました。でも、得票率40%程度で過半数が取れる今回の選挙の枠組みで、そういう投票行動が「どういう意味かわかる?」って気もします。
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こういうのが「何の選択もしなかった」典型例だと思います。
策士策におぼれる。
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#こういう投票行動から、次回の民主は「普通にしていても」、かなり厳しいと思います。
#リンク、詳細表現訂正。
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#コメント思いっきりお待ちしております。