日本の憲法とアメリカの国歌

By | 2003/12/17

日本国憲法の改定は、政権政党は公約通りにやるらしいね。前文から改定を検討って言い出しているそう。
 
でもねぇ、この国の憲法って象徴のような存在でいいんじゃないかなって思うのよ。どうせ違憲訴訟1つ見ても、内閣が指名する裁判官が違憲判決できるか?とか、下級審でも「妙な」判決をすると任官拒否されたとか、珍しいことでもないし。これも政権交代させてこなかったわしらの責任でもあるんだけどさ。
 
アメリカとかカナダの国歌と同じでいいと思うんだよね、位置づけ。実際には"Sewing The Seeds Of Love"と一緒かも知れないけど、「自由の国だ」と言い切っているそれら国歌のような潔い憲法だと思うしね。実際にどうかはともかく。
 
実際に「そっち」系統に改憲するのであれば、海外派兵について、厳格な規定を設けていただきたいと思うけど。ついでに派兵が国連ではなく、USとその仲間で決めるのであれば、「US主権」を憲法でうたえばって思うけど。「日本はアメリカの自治領です」って。そうすればESPN、ESPNnews、ESPN2、ESPNclassics、FOX sports netが生で見れて嬉しい、あ、CNNもUS版でお願いします(苦笑)。
 
冗談はともかく、そういう方向性をうたっているだけでいいんじゃないかなと思うんだけどね。そうしたくないのなら、そんな意識しかないんだ、って勝手に思っちゃうけど。
 
それ以前に、日本は極東で仲良くやらないと、いつまでたっても経済的主導権をUS、ECに握られっぱなしになる可能性が高い。中国という市場を考えたときに、日中戦争に端を発する反日感情が商売の邪魔になっているような話が、今日の日経に載っていたっけ。そう考えると、昨日鈴木宗雄さんがニュースで、首相は自衛隊のイラク派遣について、イラクで説明すべきといっていたけど、それより中国・韓国に事情説明をしにいく「ポーズ」が必要だったんじゃないかと思うんだよね。本当に説明に行くというよりは、国民向けのポーズ。それが商売も上手く運ばせるんじゃないかな?と思ったりする。そういうマーケティング手法がこの国の政治家にはないね。(*1)
 
戦争の反省として憲法は残す。ただ、軍隊についてそうで無くなるときは、その度に過去の戦争で迷惑をかけた国に説明を行い責任を果たす。こういうのって潔いと思いません?(*2)
 
いわゆるIMHOで失礼。
 
(*1)20:26追記。
(*2)20:45追記

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