高速道路：整備路線は全部作るそうな。

＃15:56 追記、毎日記事追加
＃16:10 横浜市の取り組み追記
＃19:16 ＢＢ環境でようやくサムネイル追加

道路公団民営化案が今日決定したそうな。
　
資産の高速道路は「保有・返済機構」が引き継いで、公団は３分割、首都・阪神・本四はそのまま民営化し、本四は近隣の公団に経営安定後統合とな。
　
新会社には建設の拒否権が付くんだけど、その場合は別の民営会社にも建設を依頼できたりし、無い場合は国交省の諮問機関が国のやり方を裁定するという何ともな方法（ボクシングで言う「地元判定」ばりばりだなぁ）、建設の場合は作らせるというなんとも玉虫色（一方向にだけど）。
　
で、整備路線の残り2100KMは、車線減等規格変更、既存道の高規格化などを含め予算を21兆から13.5兆（うち3兆円は国・地方の直轄方式で原則無料）にするとな。でも基本は「全部作ります。」ですね。これ。
　
でも道路公団の出した経理基準で語っての話で、この種の建設費って予算を割ったことってそう無いはずなんだけど、それはどうなんだろう？また予算減らすっていっても具体的なしばりはどこにあるんだろう。「先生！おしっこ（予算）漏らしました！」で終わり？
　
また民営化委員会の諮問結果も無視（不採算路線は建設の中止を示唆した）していることになって、不満表明をするらしい。

債務は「返済させる」としているが、ＪＲのように結果的に２０兆円とかを国庫負担させるというような、税金に依存した解決を最終的にさせそうな勢い。そう言えば「債務超過」の問題はいつの間にかうやむやになってるなぁ…。
　
債務超過の会社がそれ以上に投資して帰ってくる見込みってどこにあるんだろう。またその道路の収支計画も、見込みを上回ったことって最近ないんだけどな。
　
バナナはどーこにいったやら。
　
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一方昨日、横浜市が委員会レベルで、「市バス・市営地下鉄」の民営化」の答申を行うことを決定。こちらとの取り組みとの違いで、政府の程度が明確になりそうな感じですね。