昔の「得意先」が逮捕されて…

By | 2004/02/05

#21:53 加筆

今日は久しぶりに車で通勤。用事があって近くを通ることになったので、ついでに昔、仕事で通っていた「ユーザー」の医院の前を通る。

実はここのオーナーの医師が先日逮捕された。若い女性に向精神薬を100錠単位の「箱」で渡していたというのだ。この女性は覚せい剤で逮捕されており、そこから捜索の結果、「箱入り」の処方箋が必要な抗精神薬が出てきたためだという。

医師は「正当な行為」と語ったようだけど、実際には1回に処方が認められた量の約4倍を1度に渡していることになり、言い訳のしようがなく、逮捕された。恐らく医師資格を停止されることになるだろう。

すぐに法外な「値引き」を要求する医者だったけれど、この地区では10本の指に入る薬剤の購入額の開業医だったんです。いつも患者さんも多かったんですよね。でも医院で「説明会」で20人分の「決まった店」の「仕出し」を要求される、そんな変な医院でした。キックバックでもあったんでしょうかね。それに1人2,500円の仕出しだしね。メーカーの基準にあわせて領収書も切ってくれましたけど、それでも結局価格で買ってくれなかったんですよ、その薬剤。あのときの看護婦さんとか今どうしてんのかな、とかねぇ、生活もあるんですよね。

あの先生どこでどう間違っちゃったのかなぁ、とも思うけど、その兆候もあったのかな、とそこに通っていた7年位前の事を思い出して、妙な感傷に浸っちゃって、その後、そこに納入していた卸さんの前まで通って帰宅したという…。

MRさんが裏口から駐車場に車を取りにいったり、その前でメーカーさんが談笑していたり。当時は嫌がらせにその後帰社させられたり、もう7時半なのに、まだ卸さんの中でセールスさんにまとわりついたりさせられて。変な会社でしたよねぇ。世界では屈指と言っても、戦略なんて大して無い会社でした、「あそこ」はね。

精神的に参らさせられていて、向精神薬服用したりしていて、それを娘が誤って4錠位食べて、飛んで帰って、市民病院に運んでるのに、それを説明したら信用されなくて午後9時に会社に呼び出されたりね…。嫌なこと思い出したなぁ、と。

今の会社じゃそれなりに信用されているし、自分でいろいろ動かさせてくれるし。偉い変わっちゃったなぁとか。ほんと勝手させてもらってますからね。忙しくても、ここじゃ「自分の仕事」だから、ある程度は納得できるし。残業代支払いのないことを除けば…前も無かったし(苦笑)。子供に精神的に当たることが無くなっただけでもかなり良くなったよね、と。

そんな事を思った木曜の夜でした。

[AD]