「文句言い」も苦労する話(2)

By | 2004/02/07

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元発言に多くのコメントありがとうございます。

残念ながら、日本の会社にはクレーム自体がなにがしか「暴力団」的発想を持ってしまうケースが多いようで、本質的な事態の解決を図るケースは少ないようですが、個人的に経験した限りでは実際に業務改善に結ぶ付いているものもあるように思います。

逆に航空会社のケースで、某US系で、アテンダントの方と日本人向けのサービスやアナウンスの話になったときに言われたことで印象に残ったことがあります。

「気になる点があれば、どんどん本社宛にメール等してくださいね。社員が言っても改善されることはほとんどありませんから。お客さんの声が一番力になるんですよ」

当然の事なのですが日本の企業(場合によっては外資企業の日本法人も含む)の社員からは絶対に聞けないコメントでしたね。

(1)のコメントにも記載したのですが、今回の北海道への旅行で、妻が携帯電話を機内に忘れてきたのですが、それを予約課に告げると、空港の担当者へ話を通してくれ、何度もこちらに連絡をいただいた上、出発時のゲートまで持ってきてくれたんですね。で、お礼のメールを書いたんです。

すると、CS部門の方から、「該当部門で回覧します」という有る意味「馬鹿丁寧な」コメントを頂戴した次第。う~ん…分不相応。悪い気はしないですけどねぇ…。もっと時代に合わせてシンプルでも良いと思うのですけど。まあ、無いよりは良いですね。「赤い会社」を使う理由は、このような単純な落ち度がなく、結構ケアもしっかりしてくれるところです。

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2 thoughts on “「文句言い」も苦労する話(2)

  1. uz1

    一般的に、ロジックに疎い企業ほど、ゴネ客に甘い(笑

    その逆ノパターンで、前にお手伝いをしてた某社では、問い合わせ・要望をすべてDBに取り込み、分析・評価。
    と、常時に別部門が、折衝内容をすべて監視しており、
    なにかあると、監督・指導が速攻で行われておりました。 

    【今日のまとめ】
    クレーマと優良顧客は、紙ひとえだがまつたくの別物。

  2. wolfy

    対策を考えているかどうかは大きい問題ですね。封じ込めを行う企業は経験上、社員が上長に意見しても通りにくいとか、通らない会社が多いですね。
    学生の内にそうやって企業選別をするのもいいかも?(苦笑)

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