サッカーでは、関東で始まったファンが「12番目の選手」という位置づけで始まった「欠番12番」という考え方。ただこれにはいろいろな考え方が有るはずですが、何故かその「定型の考え方」に流される傾向の強いこの国。実際、Jリーグの大方のチームでは12しかそれ用には当てられていません。
野球でも楽天が、10番を「(on-fieldにおける)10番目の選手」として、「10」を欠番にする、という考えを示したことが、あおなみこなみさん(TB元)にも話題として取り上げられています。パが指名代打制度であり、10人でプレーすると言っても、実際には(指名された投手の)「代打」だから、グラウンド上には9人しかいない、ということは…まあ、置いておくとして。
でも12番目、10番目なんですよ。ということを指摘しておきたいのです。
例を挙げましょう。
NHLのミネソタ・ワイルドというチームがあります。ミネアポリス/セントポールは、元々、ノーススターズというチームを持っていましたが、財政的な問題でダラスに移転され、チーム名もスターズに改められた歴史があります。ミネソタ州は元々「ホッケーの州」(the State of Hockey)とうたわれていた、そして今もそう自らうたう州です。ようやく1998年に新チームとして、同市を本拠とするチームが加盟を認められ、待望のチームが出来た経緯があります。ファンも新規チームとしては熱気があることでも知られています。
この新しいチームに、1つだけ永久欠番があります。
それば「1番」。それもファンに与えられたものです。
(参考: Sportsline.com NHL Wild History)
アメリカのプロスポーツでは「Fan(s) First」をうたう傾向があり、アリーナにそのような垂れ幕がかかっているチーム(ナッシュビル等)もありますが、実際にこのように文字通り「ファンが1番」とすれば、「サッカーの物まね」と言われることもないでしょうし、むしろ新しい響きを地元ファンに与えることが出来たような気がします。
キーナートさんはホッケーには興味がなかったのかな…知らない筈はないのですが、どうせするなら、もっとインパクトのあることをして欲しかったというのは正直な気持ちです。それに、チームの歴史を語る時、「1番がファンに与えられた永久欠番」であれば、それを語る度に、ファンももとより、球団も何が基本かを思い知ると思うのですが。
そう言う点ではちょっと残念に思いました。
「ファンへの「欠番」の考え方。」に3件のコメントがあります
コメントは受け付けていません。
楽天の10番目の選手は、ファン??
楽天ンイーグルスは背番号「10」を永久欠番に、ファンは「10番目の選手」
サッカーの12番目の選手は、サポーターっていうことから、きてるのでしょう。
すでに、他でも指摘していると思いますが・・・・ちょっと、考えてみると、
あれーーー
三木谷オーナー、楽天が加盟したリーグは、
その名は、その名は、パシフィック
我らの我らのパシフィック・リーグですよ!
そして、今年のパリーグのベストナインは、
投 手 岩隈 久志
捕 手 城島 健司
一塁手 松中 信彦
二塁手 井口 資仁
三塁手 小笠原 道大
遊…
たしかに、1番をファンにあげて、欠番にするって言うのは、
ほんと、インパクトもあり、よいアイディアですよね。
何もないのだから、そういう歴史を作っていければ、いいのに、
どうなるのしょうね。そう願いたいですが。
>あおなみこなみさん
どうも楽天さんも迷っているように見えますね。
ファンクラブの件でもそうですけど…でも今までのファンクラブが、経営の足しになっているかといえば、
持ち出し企画の様相を呈していましたから(特にパは)、難しいところですね。
どこかから持ってくるのではない企画というのが、あまりにも見えないのが残念ですね。