bjリーグの阿部取締役はこのようなツイートをしました。
今日JBAの理事会に傍聴申請を出して、顔見知りの記者達と一緒に傍聴席にいたら、つまみ出された。bjリーグ関係者に聞かれるとまずい事を話したり、決議するのだろう。JBAに対する不信感が増幅した。統合リーグに向けての話し合いする気はあるのだろうか?
— 阿部達也 (@tatsuya1026) 2014, 6月 4
その後、bjリーグは文書を公開しました。
2014/6/02 に bjリーグ関係者2名をJBA理事会を傍聴させるよう依頼するもの。(PDF)
2014/6/04 に 広島県協会の通達について(広島の「bjチャレンジリーグ」への審判依頼があった場合の受諾禁止 PDF)
(県協会が出した文書 5/20 PDF )
これだけを見ると、bjリーグ側に理があるように見えるのですが、実際のところ、過去の経緯を考えると、bjリーグ側は意図的に何かを欠落して情報を発信していると思われるのです。
まず、理事会の傍聴について、「開催2日前」に書簡を出しています。このタイミングが適当であったのかどうか。手順として傍聴の許諾をどのような形で出ていたのか不明です。
恐らく6日にbjリーグはドラフト会議の前後に例年チーム代表者会議を開催しているかと思いましたので、先のアカウントに聴講可能か尋ねてみました(コラ でもOKが出れば、行くつもりです。だって、協会の議事録は公開されていますが、bjの代表者会議、理事会などの議事録は一切非公開ですから。bj側の論理から言えば、逆も記者や一般に公開されるべきではないか、当方は思います。
また、そもそもbjリーグは当初、JBA(協会)から独立リーグとして発足しました。
そのため、2010/春に公認となるまでは、審判の組織も全く別立てでした。当時は一旦bjリーグのレフリーを行うと、協会側で審判が出来ないような通達も回っていたと聞いております。(2010/11の時点でもその禁止通達が撤回されていなかったことは確認されています)現状、これらの取り扱いがどうかは存じません。
ただ、そういう協会とは無関係でやっているのに、人足を協会から出してくれ、というのは都合の良い話であることも確かです。
その後、少なくとも、協会公認リーグとなった段階で、bjリーグへの加入申請にはホームである地域の都道府県協会の推薦が必要であったように記憶しています。実際、テーブルオフィシャルなど、協会の協力が必要な部分もありますし、そうなると協力も得やすいのは確かです。特に2011年以降に参入したチーム(秋田等)については県協会との結びつきは強いもので、それが奏功している部分もあろうかと思います。
その中で、問題となる可能性があるのはbjチャレンジリーグの「広島」と県協会の関係です。元々、bjリーグを誘致しようとしていた福山市のグループがありましたが、そこからの経緯は不明ですが、bjの下部リーグとして9月に旗揚げする予定のbjチャレンジリーグ(4チームとの話で詳細は7月発表予定)の広島と、ほぼ同じタイミングでNBLの広島ドラゴンフライズが開幕となります。いろいろこの2者では綱引きがあったようなことも小耳には入ってきております。
問題点としては、bj広島(福山)の話が出ていた頃に、NBL広島が持ち上がって、結果的にbjチャレンジ(bjC)広島が平行して出来る、となった段階での、bjC広島が、県協会からの推薦も得ず旗揚げしたのではないか?という疑念です。無いのであれば、なんで協会が人足を出すの?ということになるのは必然で、出してくれたとしても善意に過ぎないのではないでしょうか。
もし推薦を得ていないのだと、あのような書簡が出るのが当然のことになります。
その辺り、bjリーグはこのbjC広島を承認するに当たって、どのような形式で承認したのか。これも全く公開されていません。
岐阜県でのスクールもbjは開きますが、「場所取りゲーム」として実施している懸念もあり、これも県協会の承諾を得て実施しているのかも全く不明で、火種になりかねません。
その辺り実際はどうなのでしょうか。
協会のやり方に私は賛成するものではありませんが、
少なくとも、私は、bjリーグのこれらの手順に誠意があるとは、全く思えません。
#本項目に関しての当方の認識違いがあります場合は、ご容赦ください。
#その場合、追加情報を含め twitter @wolfysway, 本内容へのコメント等(当方が承認しなければ公開されませんので、匿名・非公開などある場合を含めご連絡いただければ対応し修正します)