不正利用:クレジットとデビットカード(口座直結とプリペイド方式)を考える。

By | 2017/04/25

前のエントリーで、クレジットカードの不正利用について取り上げましたが、
最近デビットカードも増えています。デビットカードも銀行口座直結で即時引き落としのものと、プリペイド方式のものがあり、対応が異なるようです。

ここではサンプルとして
・三井住友系(SMBC)クレジットカード
・三井住友VISAデビットカード
・au walletカード

の3種類について比較してみましょう。
これ以外のカードについて気になる場合は、みなさんそれぞれの利用規約をご覧いただくのが良いと思いますが、一般的なパターンとしてこの3つを取り上げます。

1.三井住友系クレジットカード
・紛失・盗難などの場合
 利用者に支払いの責がある (13.1)
 発行会社・警察などに連絡の必要がある (13.2)
・偽造の場合
 利用者に支払いの責はない (13.3) が、過失・故意の場合は責を負う (13.4)
・会員保障制度
 ただし、支払いの責があっても、不正利用の場合は補償される。(14.1)
 この場合、「紛失・盗難を発行会社に通知して61日以前のものや」「損害の発生を知ってから30日以内に必要書類を送付しなかった場合」「暗証番号取引で使用者に過失があるもの」などは除外。(14.3,4)

2.三井住友VISAデビットカード
 →三井住友系クレジットカードと同じ(条文は1条前にズレるのみ)

3. au walletプリペイドカード
(利用規約上はwebmoney利用規約に同意したとして、当該マスターカード規約に依存する)
・利用金額はすべてお客様の責任。補償が以下の例外を除いて行わない。(11.3)
・適切な防衛対策を取り、直ちに発行会社に通知、12ヶ月以内に2回以上の報告でなく、利用状況が良好な場合は補償を行う。(11.3)
・不正利用の場合の利用の中止ではできるが、利用残高は失効し、補償は行わない。お客様の責によらないことが明確な場合のみ新カードに利用残高を引き継いで発行する(11.4,6,7)

4. これらが示す、クレジットとデビットの対応の違い

基本的に利用者は支払いの責を負うことになりますので、

・「利用実績から引き落としまで通常25~56日の猶予がある」クレジットカードの場合
引き落とし以前に判明した場合は、オンライン利用明細などで「一旦引き落としの前」に解決することが可能で、キャッシュフロー上有利です。

・「利用実績即引き落とし」のデビットカードの場合
一旦引き落とされる金額については、利用者の責になりますので、不正利用の確認を発行会社がするまでは、その分の金額はデビットカード発行会社に「預けたこと」になり、キャッシュフロー上不利です。
基本的には同系列系のクレジットと補償範囲は同じですので、安心感はあります。

・プリペイド型デビットカードについては、さらに
規約上、補償はされる可能性はありますが、規定が発行会社に有利になっているので、残高に常に気を付けて(webmoney系の場合は残高確認アプリがあります)おく必要があります。そうでないと補償されない可能性が高いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です