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確かにね、あれはよくなかったですよね。知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、昔、天王寺公園が有料化される前は、公園内にカラオケ持ちこんで「有料」でやっていたんですよ。その後、天王寺動物園の入り口に移動したり。
大阪っていうのは、行動圏が私鉄で成立するので、文化が私鉄沿線ごとに形成されており、京阪・阪急・阪神以北と近鉄・南海以南で分断されている印象を持っているのですが、「以北」の人間にとってはまさに「異世界」を形成するものでした。ちなみに、ちょっと前までは「新世界」はもちろん「ミナミ」も縁遠い存在でした。
でもこの「公共の場所」を占拠する、という考え方は、US,カナダでは見たことがないんですよね。実際、青空カラオケの店主自体ホームレス(つまり売上の納税も確定申告もしていない!)なのですが、段ボールとシートで立派な家を作って、公共の場所を占有する、という考え方は、向こうには無いようです。
また日本のホームレスは物を一杯持って、その占拠した廻りに散らかしている様を見るのですが、USのホームレスは持ち歩ける程度か、せいぜいショッピングカート1つです。
犯罪の問題もありましょうが、公共の場所を占有する、ということがどういう意味か、教えている文化とそうでない文化という違いなのかなと思うことがあります。車のごみを道端に平気で捨てるのにも相似するとも。
先だって朝鮮学校の問題で、占有を正当化する発言について、人種差別的な見解を述べているのを見たんですが、ホームレスの方々のそういう考え方から見れば、多かれ少なかれ「日本も朝鮮・韓国・中国」も同じに見られる、というのは、仕方ないことなのかなという気がします。
内にいたらわからないことですけどね。