西宮市中央体育館を巡る経緯(1)(2014/4まで)

By | 2018/04/17

先週日曜日、市長選が終わりました。
現行の案をほぼ踏襲という候補ではなく、また撤回に近い候補でもなく
明確な言及をしていない候補が当選しました。

折角ですから、西宮市の中央体育館を巡る議論の歴史を振り返ってみましょう。

・アサヒビール跡
・現行公園での改修

と変わった経緯については、明確に知らない方も多いと思いますし。

そもそも、西宮市中央体育館は築52年(1965年落成)。阪神淡路震災も経験しており、「躯体構造が耐震性の要求性能を満たしていない」(参考>河崎市議の2016年の質問)状況です。震度6で倒壊の危険性が示唆されています。

西宮市立中央病院や市消防署も同様な状態であり、そのため、建設の必要性が問われていました。

2010年9月に、当時のアサヒビール西宮工場の閉鎖が発表されました。(日経 2010/9/27

西宮の中心地でこれだけの面積の土地が空くのは珍しいことで、そこに市は消防署・中央体育館・市中央病院の建設を計画します。2代前の市長の時です。

当時の市議のブログを読むと
・取得費用が適切であるか
・建設と費用がかかるので、何年かけて取り組むか
・集合住宅との声もあるが、西宮北口周辺などで見られる児童の局地的な集中にともなう学校の問題が発生するので、回避すべき

などという議論があったことが読み取れます。

その中で2012/2には西宮市は、跡地にこれら施設を建設する素案を固めます。
参考>市政ニュース(2012/2)

こんな感じになるという計画でした。

また議会でも予備的な議決が済んだ状態でした。

体育館に関する当時の素案は以下のようなものでした。

【移転】中央体育館~多目的アリーナ(用地面積10,000平方メートル)
・老朽化に伴い大規模改修を控えているため再整備が必要
・多目的仕様にすることでイベント等のにぎわいを創出できる
・施設内に備蓄・避難所機能を備えることで多目的・防災公園との機能の連携が期待できる
 用地費18億1000万円、建設費71億4000万円、総費用89億5000万円

今となっては詳細は明確ではありませんが、時期的に墨田区総合や流山市総合体育館と時期が近しいことから客席数は出来ていても3000~3500程度ではないのかな、と思います。
現時点での新・市中央体育館の建物だけの土地面積は8000平方メートルです。多分その7割位の建物を想定していることになるので、まあ近しくなったのではないでしょうか。

ただ、2011/3の東日本大震災後、2011/6に西宮市は、大震災時の避難線をJR以北に引き上げていたため、体育館が避難所機能を持つべきであるから、同地に建設することは難しいのではないかという話も体育関連の方から伺ったことがあります。

大津波時の予測浸水線は 2013/12に、鳴尾御影線以南(いわゆる「旧国道」)に修正されていますが、当時は避難線はJR以北という設定でした。

2017年に避難線は鳴尾御影線に修正されていますので現在では当該地は問題ではありません。

現在の津波予測と避難線は下図参照で

資料>
市政ニュース(2013/7)  市政ニュース(2017/12)

というのが、まず基本前提にあって、
2014/5の市長選において、このアサヒビール跡の開発が争点になり、白紙撤回を訴える候補が当選しました。

続きます。

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