折しも、News23で筑紫哲也さんが、ニュースステーションがニュースの報道の方法のターニングポイントと述べておっしゃられましたが、実は関西ではその2年前にターニングポイントとなる番組がありました。しかし、それは早すぎたために受け入れられませんでした。
その番組は「きんきToday」。よみうりテレビが夕方18時枠で放送したいたニュース番組です。キャスターが安楽椅子に座ってコメントを行う形式が、はっきり言って時代を先取りしすぎていて、視聴者からのクレームも当時は多かったと言います。しかしニュースへのコメンタリーについては筋が通っていたように記憶しています。番組は1983~84年の2年で終了したように記憶しています。
(ちなみに当時の夕方は毎日の「NOW」と朝日の「たいむ6」の一騎打ち。よみうりは後発でアニメ枠をニュースに転換した時の第1弾でした。)
ちなみにこの時のキャスターは松田士朗さん。その前は記者で、記者をキャスターに据えると言う点でも新しい取り組みでした。現在はよみうりテレビの審議役をされており、近刊には「テレビを審査する」という結構現在のメディアを巡る問題を語った本を出版されています。