さて、それでは「新リーグ」において、私が求めるものを挙げていきましょう。
まずは放映権料の分配ですが、早速昨日これを「某オーナー」は却下しています。まあ、セの他の5球団もこれに追随して終了だったことは容易に想像が付きます。ただ、「彼」自らが語った完全ウェーバーによるドラフトは実施していただかないと困ります。ただ、呑ませる為には、代価も必要です。例えば現行の7年のFAを、このようにするのは如何でしょうか。
1.限定FA制度の導入。
現行の一定試合数の出場を条件に、5年をクリアした場合、限定FA権を得る。但し、限定FAにより選手を放出したチームは、その年のドラフトに於いて、特別1巡指名権を得る(1巡(順位逆)→特別1巡(順位逆)→2巡(順位順))。MLBは除外。
2.現行FAの延長。
現行FAは8年に延長する。あるいは7年のままの場合、特別3巡のドラフト権を付与
する(MLB移籍を含む)。その他にも現在の自由枠を行うのであれば、FA権は剥奪するなどの方策も必須となりましょう。なお、現行の「代償」は廃止。
3.3軍構想。
また、3軍構想は雄大ではありますが、プロ・アマ規定は甘くなったとはいえ、未だ存在します。これもどっかの球団が契機で厳しくなったような気がするんだけどなぁ(苦笑)。ですからこれについては暫定運営を含め、まず来年どうするかと、2,3年後に社会人をどのような形で参入させるかという具体策が必要になります。基本的には3軍は独立リーグとか、アメリカの冬季リーグである「セミ・プロ」扱いにするのが適切かと思います。
ただ、前のエントリーで挙げた日本人のスポーツに対する「愛し方」を考えると、どの程度定着するのかは疑問ではあります。運営としては、現実的には保有選手が少なくて済むよう、金土日のみの26週間(70試合前後)の開催で考えていいかも知れません。
4.コミッショナー権限の強化
結局、今のプロ野球は功罪含めて、「1人の強力なオーナー」に5人が追随する形を取ってきたからこそ、このような問題が発生したのは明白です。その点から、コミッショナー権限で早めに対策が取れる仕組みが必要ですし、調整機能もコミッショナーに期待することは何の問題もありません。
日本人でいなければ、マーティー・キーナートさん辺りを据えてみて試してみても面白そうですが、興行の才覚があって、財務・権利関係に強い人を、非常勤であれ据える必要があるように思います。
5.プレーオフ。
東西2地区制にせよ、10チームでは2段階で行っていいのではないでしょうか。東西優勝チームと、次点の最高勝率チーム2チームで、1位×4位、2位×3位の5試合制(2-2-1:最初の1試合の興行権・収入は上位チーム総取り、2試合目以降はリーグ管理。上位チームが多い試合数)と、その勝者の日本シリーズ(2-3-2:プレーオフと同様)というような形で、日本シリーズとリーグの期間の間延びを調整する機能も備えます。
少なくとも、これくらいやってくれないとダメじゃないですかね。
ここまで考えてくれていることを祈るのですが。