さて、またこじれているようですが、全く本質的な問題ではないので全く無視を決め込むことにします(^^;。いずれにせよ26日の理事会待ちでしょう。
結局のところ、今回の問題の本質はメディアにある、と言っていいでしょう。ある意味、それはニーズもあって、大衆の責任ということにもなるのでしょうが、それは別個の問題として。
tbさせていただいたblog-「自称タイガース評論家」また、その更にtb元の「honeywarの野球日記」を拝見していて思ったことは、こんなことです。
例えばhoneywarさんの記載にある「『たかが選手』である近鉄や中日の選手たちが合併反対の署名活動を行うのは、大変意味がある。」という下りが、合併反対の方には良く見受けられるんだけども、それでは選手会ではなく、選手個人個人がどう思っているか、なんてことは私達にはほとんど耳にしないし、それ以上に、代わりに何をどうすべきなんだ、という選手個々の意見は全然報道されてこない訳です。
で、流れて来る話はオーナーサイドとか、巨人や阪神の(元)首脳等の行動や発言。これが何を示しているのか。いや、読売はクオリティーペーパーじゃないし、日本にそれは存在しないから、あえて無視してしまうんだけども。この背景は、何も読売だけの問題じゃなくて、毎日であろうと朝日であろうと、全て同じ調子。
要するに、メディアは1つのスポーツには1つの軸しか存在しなくて、その回りでどんな動きがあるかにしか関心がない。ある意味多くの大衆はその程度でしかそのスポーツを見ていない、ということの反映でもありましょう。例えば野球はGかT、サッカーなら日本代表しか軸にして見ていないようなものでしょう。「ファン」が何と言おうと、隣に住んでいる家の人に、野球でもサッカーでも招待券を渡して、必ず行くだろうっていうのは(地元で開催の場合ですが)、野球ならGかT、サッカーなら日本代表戦、じゃありません? 実際7/26~28のBWxM戦の引き合い、1件もありませんでしたもの。どーせ、その程度なんですよ。
だからこそ、星野SDが「パリーグの関係者は声を上げろ」と言ったら、梨田さんは「前から言っているが伝わっていないだけ」との注釈付きでコメントが流れる訳。でもその後が無い訳で。取材しようともしないし「おもしろおかしく、売れる紙面が作れない」のは全て読売か阪神の関係者じゃないから。問題は単純です。
その構造を新聞やTVは分かっているから、こういう構造になる訳でしょう。
それはメディアの敗北なわけだけど、それを認めてもいない訳で。
ファンも読売と阪神の対立軸で語ることで、それをより他に印象づけ、物事の本質を結果的に隠している、と言う気がしないでもありません。両者の意見の相違には、サラリーキャップ、FA、ドラフトの事は「今後議論」と全て後回しです。放映権料など話題にもなっていません。
本当に選手・関係者が何をどこまで深く考えているのか、伝える大きな「クオリティメディア」は現れないのでしょうか。いや、自己弁護自体すら避けている彼らには、その能力はないのでしょうね。
blog書きもメディアです。よく考えましょうね。自戒を込めて。
#(23:20追記)
あと、ニュースメディアの「中央集権化」も要因ですね。アメリカじゃメジャーネットワークでも夜10時のニュースは「ローカルニュース」だし、朝もそうなんですけど、日本はどうかと言えば…。ある意味27時間テレビっていうのはJOCXへの「集権化」の道具っていうの、ご存じ無い方も多いでしょうけどね。これはまた追々…。
「野球界の問題=メディア。」に2件のコメントがあります
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選手会が合併反対の運動してるのは
いいことだとは思いますけど
選手の年棒の高騰も、今の現状を招いたのも確かでしょ?
選手会としては、その問題をどぉ考えてるんやろ?
合併反対だけではの署名を集めても赤字は減らないんやし
赤字はパリーグだけやないねんから
セリーグも3球団が赤字なんでしょ?
親会社の広告費と考えればそれまでなんでしょぉけど
親会社は、どれぐらいまでの赤字なら広告費と考えてくれるんやろ?
球団名に会社名が入ってるねんから、ある程度は広告費と考えてくれないとね
以前のエントリーにも書きましたが、胸広告費が5億、球団名に企業名を冠することで10億の15億程度ではないか、と私は思っています。ただし、「広告費の報道される費用は実際の7割程度(ヴェルディ川崎(当時)の内通者情報)」という現実もありますので、10億ってところがラインだと思います。
ただ広島については、企業名も略称についていない等の問題もあり、赤字は容認できないでしょう。横浜も胸・球団名ともそうではないのですが、TBSという背景があるので、やはり1桁億、というところではないかと思います。