ライブドアが昨日のヒアリングでアダルトコンテンツなどで扱き下ろされたと、憤るblogが多いことに気が付きます。でも、よくよく考えてみると何のことはないじゃないですか。

例えばblogサービス。Blogおそおそランキングを見ても、ここのDoblogは確かに遅いけど、スタッフの情報公開が始まって、真摯な対応に好感を持つ人もいるし、一時的に悪くなっても、次第に対応が行われていく。でも公開しすぎって面もあるけど、それも指摘があって収束していく。

一方のライブドア。社長日記と題して仕事の宣伝を延々とblogにしたためてるけど、都合の悪い書き込みはコメントもせず放置。それがインターネット?…昨日聞いたようなコメントが頭に浮かぶ。そこにいろいろサービスに対する苦言も書かれているけど、対応したと言っては実効なく放置を繰り返す。しまい目には「ピークをずらして投稿をお願いします」と書いてしまう始末。漸次対策も行わないかのよう。ライブドアさんの本業って何ですか?それに対する顧客サービスって何ですか?結局個別対応は放置ですか。証券もそうだし、概ねライブドアのサービスってそう。

アダルトカテゴリを作った、と言う反論も、根本的に間違っていて、このような物を作れば「容認された」と言って、それに偏重していく…一種の「割れ窓理論」を自ら作っているようなもの。サービスに関する個別対応も結局、それに対するフィードバックを含めた対応が必要なのに、無視するから、顧客対応が悪いことの情報公開になっている。結局、顧客を株主にするっていうのは、株主の数を多くして、1人の株主の意見を小さくすることと、利益に繋がらないコストになるから、クレーム処理は端折るよと。それくらいあんたの配当・株価に繋がるから我慢してねと。そういうことを訴えたいから言っているだけのような気がするんだけどもね。

大体、今回公開で、公明正大にやれっていったの、選手会じゃなかったっけ。
それで白日になっているのに、今さら文句言うのはね。
まるで、プレーオフ第2ステージで、贔屓のチームが1位進出したのに、2連敗したから、「今からルールを変えろ」と言ってるのと同じ事。ライブドアの顧客対応の胡散臭さは前々から指摘のあることで、それを無視しているファンもどうだか、っていう気がするんだけども。

もし、堀江さんが、
最初にきっちりした服装で、新規参入提案をして、
さっさと買収できなさそうな時点で、事態を引っ張らずに新規参入申請して、
大阪の球団維持活動をされていた方にお詫びをして、
それらをしっかりアピールしていたなら、
絶対に結果は違った筈です。

「たかが」発言でオーナー側が選手会を怒らせたように、
元から「老害」発言をしていた人を、高齢の経営者の誰が認めますか?
何言っても「どうせてめえらには分かんないよ」と言ってるのと同じことでしょうに。

因果応報。
再度チャレンジされるなら、襟元を正されることをお勧めします>堀江様

但し、その時、襟があればですけどね。

投稿者 wolfy

「ライブドア:情報公開の中途半端さが落とし穴。」に3件のコメントがあります
  1. ライブドアはリスクヘッジがドライ過ぎてなんとも言えませんね。
    PVなどの向上で成功と言えますが、
    信頼という意味では。。。
    まぁネットでは普通の事でしょうが、
    露骨で一般からすればどうかと思う人も多いでしょうね。

  2. >yasu-boxさん
    ライブドアという会社自体、自社のファイナンス事業で収益を得ている事もありますし、他についてはサービス自体「やってるでしょ?PV多いでしょ?だから成立してるんです。」のようなノリですよねぇ。オークションも社長が盛り上がって来たというけど、ここによると、出品総数16,000程度でもう重くて仕方なくなっている状況。このactionさんには、アクセス数も含め、BiddersどころかWANTED以下と断言されている始末。
    露骨どころか、ギミックだけのアメリカの「.comバブル」と同じノリの経営をしてる会社としか思えないんですけどね、私には。

  3. なるほど。考えさせられます。

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