HとL、売却へ。

昨日、コクドのアイスホッケーを見に行き、「少し変わった」ことをお伝えしましたが、日経は本日付の一面にて、コクドが西武ライオンズの売却打診を行っていることを伝えました。（写真：click to enlarge）売却予定額は200～250億って…セリーグのチームならこれくらいの価値はあるでしょうけど。

西武ドームも込みであれば分からなくもないのですが、微妙な額だけに、コクドが「来年3月末」までの売却ができなければ、来シーズンも「西武ライオンズ」と言及しているところを見ると、成立する確率はかなり低そうに見えます。

また、ホークスについても昨日、ソフトバンクへの売却について種種流れましたが、読売が本日付の記事で福岡ドームの運営会社のオーナー「コロニー」が、ホークスの売却先について推薦権を有する契約を締結しているとの記事が。まあ、でも、よくよく考えれば推薦するだけなので、という気もします。例の根来コミッショナーに契約書は行っているそうなので、まあ、法律的な解釈だけはされるでしょう。処理は彼はしないでしょうけどね。

整理回収機構は査定後の売却と言っているようです。それと、売却されればコロニー社に１００億以上の収益をもたらすことになるということも明らかになっています。なんで福岡事業をスピンオフするときに、指摘しなかったのかということの方が問題でしょうね。

どちらの問題も、チーム名が変わることの抵抗はあるでしょう。でも、プロ野球自体が単独のビジネスとして成立していない、広告事業としてしか成立していない状況では、ある程度は仕様のないことでしょう。セのように成立していれば、YBのように変わっても、名前を変えずに済むのですから。まあ、国税が損金処理の特例を撤回する通達を出せば、一気にチームは無くなるか、選手年俸が激減するかどっちかでしょうけど。

日経にはＮＦＬのサラリーキャップの解説がありました。表面上はこの通りです。でも、ボストンのＭＬＢ優勝で優勝パレードに360万人も集まる国と、Tですら100万人という国との違いは大きいのです。それを詰める為の方策を、ファンも選手も球団も血を流して勝ち取る必要があるように思います。