昨日、ずーっと朝日放送系の「M-1グランプリ」を見ていました。決勝の9組の内、半分以上が小生にとっては「新顔」でしたので、どんなもんかなと思っていていましたが、う~ん、去年は常連の溜まり場になっていたのですけど、今年が違うものになった理由は、10年で出場が出来なくなった組が多かったこととと、単純に立ち芸の新人がいないのかなぁ、という印象を受けました。
決勝に残った3組では、勢いだけにせよ、ボケと突っ込みの役どころが決まっていて、突っ込みのタイミングが鍵の2組と、ボケのタイミングが鍵の1組。バランスが取れていたことは取れていたんですが、それ以外の驚かせるものというのは、まだもう少しかな、という感じ。去年が出来が良かったのが、また元に振れたのかな、という気がしていました。天然ボケ系が増え過ぎた印象があり、それが前に固まったのも会場の空気を微妙にしていた印象を受けました。
というより、この空気であれば中川家でも勝てなかったんじゃない?という異常な空気を決勝会場が支配してしまったのって、どうなのかなぁ、という気がしました。逆にスカイAでやっていた、敗者復活会場の方が上手く混ざっていて、会場の雰囲気が良かったように思えました。
いや、なんというか、こういう若手ばっかりの劇場が増えてますけど、おもろいのが際物系ばかりやと、興行組むのも辛いやろなぁと、興行主の心配をしてしまうばかりなのですが、勢いだけで何でも笑ってしまうお客さんが東京は特に多いですから、それで成り立ってしまうのかなぁ、となんか微妙な世代のズレを感じてしまいました。
いやあ、これ書いてる奴がおっさんってことなんでしょうかな。