jkontherunによると、デルの所謂「ネットトップ」がどうやら8/22にリリースされるとの噂だとか。
名称は当初はEシリーズなんて言われていてここでも書きましたが、Inspiron 910となる模様。リークされている$299からという価格には「根拠がない」なんて書いているけど、SSD+Atom 1.6Gの構成はどうも間違いない様子。まあ言われているほどAtomプロセッサでは電力消費や速度への効能は無いようなので、そこには留意が必要なのかなとも。
デルアメリカのサイトを23日(日本時間)は注視すべし、かな?
….SSDな時点で”I’m out”ですが。
#12:58 追記
Gizmodoにキーボードの写真がありますが…5列ですかぁ…はぁ…。
Latitude E4200の価格発表を待ってもいいのかも知れません(^_^;
AtomはULV CPUの後継ではなく、CeleronブランドPCをより廉く量産するための、(Wii同様)市場を下に開拓するための製造原価圧縮CPUだと、お考えください。HP社がVIAを選んだ理由の一つは、この囲い込みを脱したい(VIAは逆に、既存intel CPU支配に対抗する事を狙ったNanoを控えている)との意図も考えられます。
既存のS30と、その後のPanaノートを技術的に調べれば自明ですが、ULV CPUだけでは周辺部(液晶・チップセット・HDDなど)のロスがアイドル時に無視できず、既存アプリの電力効率最大化には至りません。
これに対し、まず技術的に既存アプリ(8086以来の杓子定規に命令実行順が決められていたCISC技術を前提にし続けているコンパイル開発)を、今後のCPUでFree-rideに高速化していく事は困難だとintel自身判断しています。これは丁度、官僚機構相手に新規科学研究用の申請書類郡を作成するようなもので、年度末煩忙同様、CPU内での命令変更とスケジューリングを行うデコーダ部分がホットスポットになるため、CPU全体の足枷になっています。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0428/kaigai438.htm
Atomが小さくて廉いのは、この命令デコーダーを古典に戻って、敢えて8086命令セットの指示通りに処理するようにシュリンクした為です。逆にAtomの性能は、マルチスレッドやSSE系といった、CPU開発側の負担を軽減してくれる新規開発手法のソフトでのみ、引き出されます。
この点、今後伸びが見込める新興市場は既存アプリの蓄積自体薄く、同時に銅製の冷却機(HP2133は、あの値段で冷却部が銅製)といった発熱の局在に耐える既存ハード代をも、出来たら省きたい市場でもあります。
そこで、あくまで既存のCeleronブランド(PCがインフラ化した地域でのローエンド商用車扱い)を壊さぬよう、その下(新興市場Netbook)や隙間(私物のMID Willcom D3など)で新規開拓を狙うのがAtomです。だからこそ、価格/性能面で侵食しかねない既存Celeronとの売り方の違いをintel広報が繰り返しています。
http://news.livedoor.com/article/detail/3748808/