二宮清純氏が有料サイトで、以下のような記事を書いたそうな。
それを理由に合併騒動の時のように、原因の根本の改善云々より、それまでの責任と、それからの責任について触れず、「与えられるプロ野球」に依存するエントリーを多数拝見して食傷気味。酸化還元反応はもういいですというのが正直な気持ち。

下記TB元より引用
1.この度復権したナベツネ氏は球界再編を諦めていない
2.パートナーはソフトバンクの孫オーナーか
3.選手会にもコンタクトを取っている模様
4.狙いは1リーグ東西2地区制
5.球団数は10
6.カープはオリックスに吸収合併され、瀬戸内一円をフランチャイズに


まず、このコラムは、1つの情報でしかなく、ソースとしてもどうかと思われること。
そして、単純に二宮清純氏がサッカーから、現在仕事を野球にシフトしていること。
さらには、合併騒動のおかげでABC(大阪・朝日放送)での帯でのTVでの仕事を得ていること。(しかもそれが主になっている)そして関西のスポーツ報道はT依存であるため、T批判が出来ず、翼賛傾向が強くなっていること。

もっと酷いのは、5/27のABCでのT@B戦で二宮氏は解説をした後にこの記事を書いたこと。(要するにBとはこの後、この年は仕事をしないからいいということ)
この辺りを割り引いて考えなければ駄目だと思います。
彼は自分の仕事のことを優先して書いている傾向がありますし、サッカーファンには彼のコラムが軽視されていることに現れているのかも知れません。彼は自身の思いこみが強すぎます。

ただ、渡辺恒雄の旦那は自分の思うことをする人だし、H:王監督やT;岡田監督の1リーグ制の「検討」(容認と書くのは行き過ぎ>ニッカン)に言及していることは要注意でしょう。ただ二宮氏は今の自分の仕事を失いたくないので、岡田監督の発言を含め、T筋に対してこの件のコメントは積極的にはできないでしょう。

小生は以前から申し上げているように、拡大について規定している1リーグ多地区制によるプレーオフ有のシステムには反対しません。ただ、その場合、拡張時の興行権取得費用は、球団譲渡の費用と同じ程度である必要があるかとは思いますし、その費用は選手年金などにプールすれば良いと思うのですがね。

Cについて言えば、アメリカならこの球場建設の判断の遅れは本拠地移転に値するものだという認識が、行政にも球団にも(一部の)ファンにもないように見える、危機意識の無さが最大の問題だと思います。

TB – 鯉人魂 06/13 カープに迫る危機

投稿者 wolfy

「二宮清純氏「BがCと合併画策」の流布。」に4件のコメントがあります
  1. カープに迫る危機

    携帯サイト・広島アスリートでは、毎週月曜日に二宮清純氏のコラムが更新されます。多くの人が見ているでしょうから、ここで書いてもあまり意味は無いかも知れませんが、今日のコラムが衝撃的な内容だったので書かずにはいられません。

  2. はじめまして。
    この件について、はじめて冷静でまっとうな分析を読みました。

    私じしんも今回の二宮の記事への過剰反応には違和感を禁じえません。
    しかしここまで観察してはおりませんでした。今後の参考にしたく思います。

  3. カープの課題:昨年の再編問題に「ファン」は学ばず。

    先日6/23に広島市民球場に行った時の印象では、非常に広島という土地はカープに対する愛情が深い、ということを感じたのですが、逆の問題ももちろん存在することを指摘せざるを得ないのでしょう。それはその愛情を形にすること。つまり球場に足を運ぶこと。
    2005/6/23のゲーム(写真:野村選手の2,000本安打の打撃時)では17,376人の観客を迎えた球場ですが、その前後を見てみますと…
    6/21-6/25 : 8,023 7,077 17,376 9,076 12,381
    本日は土曜の…

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