昨日、正式にJALは民事再生手続きに。
グループ2社と合わせ2兆3千億余の負債で。
まあ、来るべき時が来たという気がする今日の伊丹は通常通り。
マイレージも継続。ただ、2011年4月には提携先がアメリカン=ワンワールドからデルタ=スカイチームにという流れもほぼ決定的と当サイト既報通りの流れ。
ANAは「不公正な競争」と言うけれど、アメリカでは民事再生(破産法11条)適用は最近数えただけでも、デルタが2回、ユナイテッドが1回、USエアが1回、ノースウエストもコンチネンタルも経験している訳で、メジャーキャリアで経験がないのは、アメリカン、およびサウスウエストを筆頭とするローコストキャリア(LCC)のみ。まあLCCは11条より先に7条(破産)に入るケースが多いのだけど。
日本内での不公正より、日米間の不公正の方が大きいな、とも。
それ以上にANAにのしかかるのは、JALが5月以降発行を取りやめる株主優待券。
現在おおよそ27億株が発行されているので、単純に考えて年400万枚の株主優待券が発行されている訳で。
これによる減収は利用率50%、1枚1万円と考えても200億円。
逆にこれ目当ての客がANAに流れると、ANAの予約が取りにくく成る可能性もある。
そういう意味での不公正競争かなと。
まあ、株主優待の価格も上がるので、最終的には運賃上昇になるのかも、とは思うけれど。
いずれにせよ、いろんなことが待っていそうな気がしてきますね。