先日、たまたま検索して、アメックスを解約した方のブログを発見しました。
まあ、ステータスを否定しながら、20年間会費を払ったことがない(免費された)という、逆の意味で自慢なんだろうね、という皮肉にも思えたのはさておいても、会費に見合うサービスってのは、なかなか難しいものだと思います。
小生も実はAMEXは4回持ったが、全て1回のみの筈の「初年度年会費無料」を得られ、また4回とも深刻なトラブルを経験したため、もうプロパーのAMEXを持つことはないと思います。
これも先日、各クレジットカード会社が空港のラウンジを無償使用してもらうために、会員1人1回当りの費用のリストを見たけれど、日本国内の場合は確か1,000円だと記憶しているのだけど、他国のカードで請求が上がる場合は$22程度なんだそうな。$28位のところもあったかな。日本の4国際空港の話。
ただ、実際にそういうクレジットカードで「元を取る」という発想が間違っているようにも思える訳で。
クレジットカードの「クラス」の発想は、欧米から来ていて、
ということは本来はその自分のいる「クラス」に合ったものを身に付けなさい、というシンプルな回答。
だからカードの「クラス」に対して信用を与える訳で。
アジアではむしろ逆の意味もあるだろうと、
クレジットカードの「クラス」は浪費度の証明で。
使わない人は持つ必要がないのだから、
浪費する人に「頭を下げる」のは当然でもある訳。
アフィリエイト目当てのブロガーの方には申し訳ないけれど、彼らが言う「ステータス」といのはカギ括弧付のものだ、と思います。
これから12月までの6ヶ月間には改正割賦販売法による枠規制が入るので、それまでに!というエントリーが鼻につくようになるだろうし。
バカバカしい話だと思います。
携帯にもこの改正割賦販売法は影響が出るかも知れません。
ソフトバンクの携帯を分割で購入すると、情報機関の信用情報にしっかり載るというのも自分は確認した訳で。
そういう虚実混じったのが現実の世界である、ということを、クレジットカードの「ステータス」は示してくれる、と思います。
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なお、アメックスやダイナースが「品格」を持つとされるのは、日本以外の事情によります。
クレジットカードと日本では言われますが、米国以外では、「クレジットカード」と「チャージカード」に分かれます。
「チャージカード」は1回払いのみ。支払い額に利息は付きません。
「クレジットカード」は基本的にリボルビング。1回目の期限を越えた残額に対して支払利息が付きます。
アメックスやダイナースが品格を持つとされる理由は「チャージカード」だったため。
要するに1回払いで払える人が持つカードで、与信も厳しいカードなためです。
VISA、Master、Discover等は、基本的に「クレジットカード」で、アメリカの場合 15~24%の金利が付きます。
ただ最近はAMEXでもリボルビングタイプのカードを出しているので、一概には言えませんが。
日本の場合、特殊で、銀行業法による規制の問題で、当初銀行系のカードは分割・リボルビング払いが認められていませんでした。
要するに信販会社との棲み分けを求められた訳です。
結局、銀行系と信販系のカードの「信用度が違うのでは?」と言われる理由はそこにあります。
「チャージカード」と「クレジットカード」の違い、という訳です。
90年代後半位にこの垣根が大幅に崩れたため(三井住友がリボルビング払いを訴求したり…)現実にこれらカードの違いはありません。
要するに昔の印象で語っているということです。
そう言えば、こんなCMも。(YouTube)
今は信販系でも、銀行系でも、実際の違いは「サービス」のみで判断されるということです。
それを無視する方は多すぎますね。
そのサービスがどうかを情報提供される方は信用がおけるとも言えるのかも知れません。