人はひとりひとり違って、理解できることも、出来ることも違うということ。
それを理解した上で話をしないと、齟齬が出るということ。
当たり前のことだけど、それを理解させるように伝えるのは、非常に難しいこと。
先日、Yahoo!知恵袋で、小生がした回答が、違うところで批判の対象となった。
Q&Aは以下の通り(誤記は修正しています)
Q: ダイナースからプレミアムカードの入会案内が届きました。年間10万円の年会費とのことですが、お得なんでしょうか?
ダイナースからプレミアムカードの入会案内がきました。年会費が10万円と結構するみたいですが、特典がいろいろあるとのことですが、お得なんでしょうか?
ちなみに月にだいたい15万から多いときには25万位使いますが、ほとんどが自宅の光熱費や自営の会社で使う出張の移動費や宿泊代、買い物で使っています。個人的には仕事以外では海外などに行く機会は少ないです。
詳しい方、お願い致します。
当方A
月20万平均なら、微妙ですね。ダイナースプレミアムの最大のポイントは、年間利用額100万円単位のダブルポイントですから、250万では450ポイント=45,000マイル(ANAへは年40,000マイルの移行制限あり)ですので。
自分は500万位使用していますので、「5万マイル」を10万円で買っているような感覚でいます。実際、ある程度のホテルであれば、チェックイン時にアップグレードをいただける確率が非常に高くなったのも事実です。(今日も日航新潟で頂いています…グループ料金なのに…)。
個人的には、アメリカン航空の生涯プラチナ会員まであと10万マイルなので、それをフライトなしで早期達成するために、このカードを持っていると言っても過言ではありません。
そんな感じで如何でしょうか。
ところが、とあるブログで話題になりました。
「クレジットカードで獲得したマイルがステータス対象になるのか」と。
そこで追記しました。
#7/27 20:45以下追記
Premium Plus http://ameblo.jp/apple0412/entry-10602242047.html
にて小生の回答に「批判」がありますが、取り上げていただいた方には残念ですが、米系航空会社の中で、「生涯獲得マイル」で生涯ステータスをくれるのはアメリカン航空のみです。他は「生涯飛行マイル」でくれるところが多いですけどね。アメリカンに限って何で獲得してもかまいません。ただ、現行は一応「不文律」での付与になっていますので、無くなる可能性も否定できないことは付け加えます。(これは他の会社の生涯ステータスも同じです)(以下略)
正直言えば、マイレージプログラムやクレジットカードの情報なんてのは1人で網羅するのはとても骨の折れることです。また、マイレージ付帯のクレジットカードには高めの年会費(要するにマイルへの交換手数料と考えればいいでしょう)が設定されています。
その最新の情報や内容を集めることは非常にややこしく、そのこと自体は「趣味」にならなければ、実は「コスト」です。財布の中にポイントカードやクーポンを入れておくこと自体も同じ「コスト」です。そのコスト管理をどうするか、ということが常に求められます。
だから獲得する可能性が、そのコストに見合わなければ、自分は持ちません。ある意味Tポイントカードもそうですし、ホテルのステータスカードも持ち歩くことはありません。予約に番号を入れておけばコストは軽減できますし、番号を記憶しておいてホテルでステータス判別できるのであれば、そのコストを常に持ち歩く必要はない訳です。
だから特にANAで良くある、クレジットでEdyチャージしてあれしてこれして何重取り、とかいうのも七面倒くさくてやってません。オンラインで登録して自動的に付与される、マインドフレンドリーなものにシフトしています。それでも普通の人から比べれば、相当ややこしいことをしていますが。
そういうコストの考え方の違いの問題もあります。
一見沢山取れそうだな、と思っても、プログラムチェンジに気をはっていないといけなくて、それもだらだらとアフィリエイトを見せられるブログはしんどくって自分は見てられません。そこをクリックしてカードが発行されれば2,000円~5,000円/契約支払われるんで、宣伝されてるんでしょ?って思われても仕様がない。良い点ばっかり書いてるサイトでそうだと、まあ信用して見てません。事実だけを「つまむ」だけですが、それも既知のことが多かったりします(約款類の文章でなければ、1000字読むのに30秒かけられない人なので)。
正直言えば、米系のサイトや掲示板の方がよっぽどこなれています。
思わぬ情報が取れることも多いです。
今回の件は(その「批判」エントリーのコメントを見れば判るように)自分が経験したミスが、全てに有効だと勘違いをしてしまうこと、また情報を再度確認しない体質により、自分達の間違いが正しいかのように議論を進めようとした方々にも、学ぶところがあります。
世界は狭くなったけれども、それでも内輪に固まっていると思考が膠着状態になることは珍しいことではありません。自分も何回か経験がありますし、ニュースソースにしても出自を確認することがウソの拡散を避けるためには必要です。自分の常識が他の人の常識ではないという当然の事実に目をつむる人も多いです。
だから沢山の選択肢に存在理由がある訳です。
それをまあ、ああいう形になってしまうのは怖いなあと感じて、他山の石にしたいと思います。
エントリーを上げた方にはお詫びを頂戴しまして、それはありがたいことだなぁと思います。
コメントの皆さんは、ま、どうでもいいですけど(^_^;
こっちもあえて塩味のきついレスポンスをしましたので。
なんだか思考のゆとりってのが必要だなと思います。
自分の周りは同じような生活をしていて、と思うと想像力がなくなります。
よく見ていくと、違いについて感じる能力が増します。
全ての人の当たり前、というのは年々小さくなっているように思います。
でも、プラットホーム上で線路に突き飛ばされる人が、ほとんど出ないように、それでも人の当たり前ってのはあり続けます。
それをどう考えて、相手を考えて話しをするか、ってことですね。
それが大事じゃないかな、と改めて思う事象でした。
せっかくwebで公言する訳ですし、ね。
だからこそ、自分はあえて体験記的に羅列して、必要な情報はその中から取っていただければ、と思っていたりします。