いろいろ情報収集をしながら、落ち着いた結論。
今の世の中は難しいので、正規雇用の社員にはなりにくかったりする人達もいるので、そういう方には申し訳ないのだけど、少し前の「正社員」が当たり前だった時代の人にとっての話、ということで。

はっきり言えば、クレジットカード会社も「与信基準を変えていない」と言うけれど、実際には上位クレジットカードへの窓口、いわゆる「インビテーション」をかなり広い層に出している。理由は今の景気。決済した時の2~7%と言われる手数料、およびリボルビング手数料では飯を食えなくなっている、ということから、手頃な年会費で収入をあげようとしている、ということ。

具体的に言えば…
・アメックス・プラチナのインビテーションばらまき
・ダイナース・プレミアムのインビテーションばらまき
・三井住友プラチナの直接申込制への移行(更に以前あった初年度年会費半額の廃止)

このことから、何が起こるかと言えば
・プレミアムカードのサービスの数量による質的低下
・プレミアムカードのサービス自体の切り下げ
・さらなるプレミアムカードを、元のカードが出た頃の厚いサービスで、更に高い会費で提供

実際に、アメックス・ゴールドは使用額でサービスを切り分けたり、提携カードではそのサービスを提供しないなど、更にセグメント化も始めていますしね。

実際にこのことはいくつかのカスタマセンターに電話したところ、実際に計画があるそうで。

ということは、標題の結論になる訳です。
あほなアフィリエイト目的のサイトが「便益があるかのように」書いていて内輪で盛り上がっていますが、本当に内容があなたのニーズに合っているかは、本当に考えないと無駄ですよ、と自分は主張させていただきます。

投稿者 wolfy

「プレミアムクレジットカードは、最早プレミアムではない。」に4件のコメントがあります
  1. 年会費無料の提携カードがかなり減ってきていますし、そんな流れなんでしょうねぇ。
    ヨドバシもソニーファイナンスから自社に切り替えてますし…

  2. >すえよしさん

    そうですね…。
    不良会員のカットが進む楽天KCもありますし…。
    JCBも利用がない無料カードは自動カットになりますし…。

    セゾンの動きが一番注視されるんですけどね…。

  3. 所詮、クレジットカードにおいて形成されてきた「ステータス」ってのは、審査基準が厳格であるが故、二次的に形成されてきたものでしょうからね。
    「ステータス」で射幸心を煽って決済額を引き上げさせていられたうちが花で、目先の利益確保のために審査基準を引き下げてしまえば、自ずと「ステータス」なんてものは地に堕ちますよね。
    インビテーションを乱発するのも勘弁して欲しいですが、ほぼ同等のベネを維持したカードの年会費を下げてみたり、乱発をしないかわりに実質的なサービスを低下させつつ年会費だけを値上げするのも如何なものか、と。
    今のステータスカードはカード会社の事情だけが優先されていて、ユーザーの側からはコストとベネフィットが釣り合っているとは言い難く、個人的にはカード会社に寄付をしているように感じる部分もあったりします。
    もうしばらくは状況を見てみようと思いますが、自分に不必要と感じるものを切りに出る時期が近づいていると感じています。

  4. >WheelerDealerさん

    はじめまして。
    日本に関しては、クレジットカードのステータスは銀行関連会社の発行するクレジットカードによるところが大きいと思います。
    昔の規制で、銀行系カードは分割が出来ませんでした。
    信販会社の利益を守るためにです。
    そのため、銀行は一番利幅のないところをクレジット業務として実施することになります。そうすると使って貰わないといけないですし、顧客サービス的にステータスの管理されたカードを発行するようになります。
    ですから昔の住友のゴールドや、富士銀ダイナースはステータスもサービスもあったのだと思います。それは昔の銀行の権益も守られていた時代の名残でもあります。

    それが現実的な対応になった、と言えばいいのかもしれません。
    そうであれば、消費者も現実的な対応をすることが、重要だと思います。

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