自分がしている仕事は手順に事細かに従う必要があるけれど、
現実というのはそれに当てはまるものではなく、
それに従ってどう業務を「治めていくか」という業務でもある。
それについて、課員から
「単純化して欲しい」
「マニュアルを作って欲しい」
そうすれば「楽なのに」と言う声が出る。
でもそれは違うんだよと。
「楽」というのは、業務的なつらさの部分ならともかく、
責任から楽になるという発想であれば、
自分の業務がどんどん単純化されてしまい、
結局、もっと知識がない、極論をすれば、言語さえ知らなくても出来る業務になる。
ということは仕事の「単価」が下がるということだ。
需要と供給のバランス以外に、収益の最大化という問題もあるので、
労賃はそんなことをしていればどんどん下がっていく。
めんどくさい、つらい、誰にでも出来ない、そして需給バランスが需要過剰な状況であれば
必然的に給与は高くなる。
ということを考えたことはないのかい?
というと、理解出来ない人が結構いるのには驚くけど、
世の中のスピ-ドが速くなる一方なら、
そうしないと自分の価値は、先進国にいる以上、下がる一方になる。
ということを考えて仕事を考えてみると、何か変わるのかな?と。
例の東京都の条例がふと思いつきました(^^;
親は規制してもらうほうが楽だけど、善悪をちっとも考えない子供が増える。(まあ、大人も何も考えずに賛成しているわけですが)
その結果、自由がなくなったり、とても自由な人が増える。
とりあえず東京都はこれからもっと治安は悪くなりそうです(笑)、あと源氏物語は発禁にしないと(^-^;
はじめまして。
恋愛やらその先やらにもマニュアル本が溢れ、マニュアル世代と言われたのが懐かしくもありますが、今もなんですかね?
うちの業界もお上からの指示で作らされたりしますが、それをみたら誰でもできるような仕事だったら、専門職の資格なんかいらないんですよね。これだけは外しちゃいけないチェックリスト的なものならまだしも、手順や判断基準を事細かに書けと言われると興醒めも甚だしいのが実情です。
まあ、作っとかないと制裁を下されるので形だけは作りますが、マニュアルに従って仕事をする人材なんて欲しくもないです(笑)。