iPhone5S/5c発売:毒林檎にはきちんと毒だと言わないと、裸の王様になるの巻。

By | 2013/09/11

iPhone5Sと5cの発売が発表された今日。ドコモでも販売され、3キャリア共勢揃い。
でも、まあ、よく考えると酷い話で。

iPhone5は既にMNP一括0円で、毎月2000円余りの割引付。運が良ければ1万円以上のキャッシュバックが別途。

はーい、カラフルな5cですよー、と言っても、重さが20gほど増えて、基本機能は同じ。

「だって800/900MHzのLTEもサポートされるじゃないですか?」

ああ、Androidではとっくに3つのLTEの周波数帯に対応したモデルはいくらでもありますけど?あ、そうそう、ドコモでは1000万台のiPhone販売を見込んでいるとか。

そうそう、1000万台売るというのに、日本の他のキャリアも同じ周波数帯のモデルを使うというのに、2キャリアで対応しないLTE周波数帯があるんですよね。

この冬には、Androidで WIMAX2+/LTE兼用機が出てくるというのに。

日本の市場のためにはそのようなモデルは用意しなくてもいいって、なんか舐められている気がするのは自分だけでしょうか?

まあ、実際これでiPhoneはコモディティ化する訳ですが、しかも、最近の機能付加は必ずしもエポックメイキングではない。
指紋認証なんて富士通が昔からやっているし、リングのところに指紋認証ということは、例の埃がたまるところにまたなんか付いたってことで、埃防止用の器具って付けられるんでしょうかね?なんて、トレードオフのものが多くある。

液晶もむしろAndroidに高いものがある。au HTL21/22 なんてそう。
Felicaまで日本仕様のために付けてくれるんですよ?HTCは。

また途中からは一括0円になるのでしょうか。
なら、キャリアにとっては本当に利益をもたらす林檎なのでしょうか。
毒林檎じゃないの? というより他の継続ユーザーが払ってくれる世界的に高いパケット利用料金が支えています、ってことじゃないの?

ということは最終的にユーザの利益なの?
本当に財布や利用環境を含めたユーザーフレンドリーなの?Appleは。
ってふと思ってしまいます。
単にiPhone=スマートフォンと思っている人達が多いだけではないのかな?とか。
その思いこみが、Appleだと足りないものを「こんなものでしょ」で済む魔法がかかってる。

ほんとうにAppleってそんな素晴らしいの?
そう扱うことがいいの?
そう思ってしまう発表内容でした。

そろそろ毒には毒と言わないと、対抗メーカーや商品にも良くないですからね。

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