2013/12/30 bjリーグ 香川県・善通寺市民体育館
高松ファイブアローズ 49-61 新潟アルビレックスBB (11-14, 26-36, 33-55)
プレシーズン以来の高松。
うどん食べに来たついで、とブログには書いておこう(コラ
実際には1年に1回は高松の試合を見ることはデフォルトで決めている訳で。
言えば悪いかも知れないけど、設立当初の企業チームからの脱皮を応援したい気持ちがあって。
今年は試合開始前には西地区の10チーム中「5シーズンぶり(シーズンを「季」と略してはいけません)5位、プレイオフスポットにいるとは言え、琉球と6,秋田と2残していて楽観はできず、東の11チーム中3位の新潟とのゲーム。
ゲームとしては非常にディフェンシブなゲーム。とは言え、bjのゲームでは、3Pのオープンができても、がんばってフラッシュに行けばシュートは落としてくれる。新潟も3Pの精度自体は悪く、マーリーも試合前のシューティングからちょっとズレてた感じ。
ゲームを分けたのは序盤のファウル。特にインサイド。ウイリアムスが1Q半ばで2PFになった時点で厳しいゲーム。そこからウイリアムス、ライオンズがフラストレーションを貯めていく。
新潟はファウルのドローがうまく、ゴール下でのムーブでウェブらがファウルをドローしていく。外角のショットに対するチェックでのドローも同様。フェイスチェックに行ってしまうので、接触して与えたFTが3回7本。確かそれで6失点。逆にフラストレーションを貯めたウイリアムスはFTが底に入り抜け出せたのが最後の10本目と1/10。点差から言えばそこだけの点差だったのだけど。
高松はずっとモーションがおそく、セットもゆっくりかけていたのが奏功しての4Q(16-6)だったのか、あるいは新潟の守備のプレッシャーだったのか(個人的には後者が大きいと思うけれど)。
ライオンズが爆発しなかった(3P 1/9、パスでのTOVも4本あったと思う)というのも大きかった。このカードはウェブとウイリアムス・ライオンズのフラストレーション合戦になってしまうのは仕方のないところ。
コールはやはりレフリーの人材不足を露呈していた。新潟側のラインクロスを4本見逃し、2本が新潟の得点に繋がった。3本目・4本目は接触の直後のプレーで、点差もあり、吹かない人もいるだろうチャージングを「ベテランレフ」がコールせざるを得なかったように見えた。若い2人は局面しか見えていないので、見えれば吹くが、見えている範囲が狭く、バラバラ。スクリーナーのホールドを取り過ぎているきらいも私見だけれどもあった。そこのバランスをとるのは、ベテランレフは大変だな、と感じました。
しかしながら、それは選手もそこを考慮してプレーする必要はある。とはいえ、高松も去年までなら単純に崩れてしまうそういうコールに立ち向かうチームとしての組織力がある。2Qライオンズが散々レフに対して切れたTOV後に、高い位置でのTOVを奪いピック2したのに典型。
問題点としては、ウィリアムズ、ソーントンがフラストレーションを感情的にリンクに向けてのプレーに出してしまうところ。あと日本人はのカットがちょっと消極的だったのは、プランかどうなのか。
新潟について、サリバンになぜか、リン・ワシントン的なプレーを見るシーンがあって。彼ほどのメンタルを持つ、というのは難しいだろうけど、もっといいプレーができるような気がしました。
2Qの点差は日本人選手の差の部分が大きく、そこで試合を決めてしまったように思うので、高松にそれをカバーする意識とか動きを今日見せることができるかどうかにかかっているような気がします。
あ、そうそう、懐かしいお顔も拝見しました。
今季は過去数年の中ではいいチームができていると思いますので、楽しみな高松です。