関空-伊丹-神戸活性化:建設利権の餌食にならなきゃいいけど…。

By | 2009/02/28

橋下さんが、関空活性化として大阪梅田-関空を30分程度で結べるように、なにわ筋線計画の続きのようなプランを提示。まあ、これはこれでいいのだけど、井戸さんが関空-神戸を結ぶトンネル計画について示唆…。30km以上のトンネル? って何かを思い出しますね。

前者はむしろ良いアイデアで、キタの人間が関空を使いたくない最大の理由が時間的な遠さ。実際に今でも朝の三宮・西宮・京都発の大阪(伊丹)空港バス利用率は非常に高いと感じる。結局京都・神戸に近いのは伊丹なのだから。

ところが井戸さんのおっしゃるのはちょっと違う。神戸空港の利用回避の理由は「神戸からの遠さ」で、芦屋以東については伊丹空港を考えるし、むしろ関空でも時間が変わらない。三宮から20分は一見近いが、30分圏内にしてもせいぜい元町、新神戸、灘を扇状に結び、それより南にしか存在しない。それらの人口が非常に少ないのだ、ということ。特に西宮・芦屋・東灘はビジネス用途での空港利用者が(人口比で)多い地域でもあるので、そもそもそれを飛び越している。しかも空港需要しかないトンネル、という発想。それなら今ある神戸-関空の高速船運行を「空港設備に含む」運用をする方が、よっぽど現実的。しかも中突堤から出れば、最高。

で、さらに井戸さん、伊丹を近距離国際線運用もって?ますますぼやけるからやめとくれ。

そういう既存施設も上手く使えず、国のインフラ設置に責任回避をするのは、ちょっと安易じゃないですか?と。
またすり替えがされないか、心配しながら。

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