JR西日本(内関西近郊圏)で利用可能なICカード,「ICOCA」が11月1日一般利用開始。JR東日本(内東京近郊圏)で利用できるSuicaと比較して思ったことがある。
え?違いなぞあるの?と言えばあるのである。おそらくカードそのものの問題ではない。
あくまでも推定だが、改札の「電波」が少々強いのである。
ICOCAもSuicaも、読み取り機部分に「タッチ」して進むようにアピールしている。事実 Suicaはかざすだけでは読み取らないことが結構あって、そのためせっかちに大阪人気質の小生は、読み取りエラーを起こして不便きわまりないものだった。
ところがICOCAは、ほぼ読み取り機の1cm上空で「読み取って」しまうのだ。まだ「2重読み取り」でもきっちり「1回」と見なして処理する。設計が新しいからかも知れないが、こうしないと改札でつっかかってしまう可能性を理解していたのだろうか。
少なくとも在来線新大阪駅の朝の「到着時渋滞」は解消傾向にある。
でも、相変わらず、「左利き」問題には何の解決策にもなっていない。私は右利きだけども、キップ類は左手で持つので、改札でどうしても腕がクロスしてしまうのだ。
過去のキップを機械に通す形式であれば、改札の進行方向手前に入り口を作らなければ、構造として障害が起きやすいのは理解できるが、センサー形状になったのであれば、別に自動改札の側面にもセンサーをつければ、腕の移動距離が小さくてすむのでは、と思ったのだが、ここで別の問題が。
2種類以上のICカードを同時に検知すると、「枚数超過」のエラーが出てしまう、ポケットや鞄のICカードを読み取らないとは限らない訳ですな。でもセンサーの位置で回避できそうな気も。
また、ICカード数の増加により発生する「枚数超過」エラーを、写真のように「アルミホイル」でカバーして、パスケースの表裏で使い分けをすることを考える私の知人。実際にうまく行っているとのこと。
でもよくよく考えれば、デビットカードをICカード化して決済できるようにすれば、何枚も持ち歩く必要ないんですよねぇ…とっても不合理。あ、でも窃盗されると保安上の問題もありますよね…。1万位のそういうカードってどっかの銀行で企画しませんか?