tb – own : [近鉄ファンに思うこと:過去の経験から]

一般的な掲示板において、BWファンとBuファンの見解に相違があるという指摘が数件あって、主なところは、ブルーウェーブファンは、「自オーナーに賛成、合併(消極的を含め)賛成、本拠神戸、名称BW継続が当然」が多く見られ、バファローズファンは「チームは好きだけど、親会社が嫌い、だから合併にも反対」という見方がほとんどです。まあ、もちろん、BW側にも合併反対論も少なからずありますが、論理が合理的ではないケースも散見され、その点で説得力が無く見られています。ただ、近鉄本社が「走り過ぎたり」、プロテクト、本拠の問題でこじれれば、「合併撤回」もあるのではと思っている人は多いです。

そこで、これらファンの経緯の違いを考える必要がありましょう。オリックス側については、ブレーブスからのファンにとっては、経営を合理的に行うことは止むを得ないという者しか、ファンとして残っていません。そうでなければ「ブレーブスファン」ということで自分を「差別化」するか、まあ、近鉄さん同様オーナー会社に罵声を浴びせる事実上のアンチか、どっちかでしょう。また、神戸からのファンにとっては「来てもらった立場」という違いもありましょう。まあ、この球団は変な社長がいたこともありましたので、その点は確かに批判されるべきなんですけどね。

逆に近鉄ファンとしては、譲渡経験がない、電鉄会社が基盤となったリーグ創設時代の観念を未だに持っている方が多いようで、逆にいうと、経営観念がオイルショック前で止まっている方が多いようです。鉄道収入が5年前と比べて10%も減少しているとか(関西の私鉄は概ねこの傾向で、JRはましでしたが最近は微減しています)、そう言う問題には構わっていない方も多いでしょう。

BWファンは冷たい、と仰る方も多いでしょうが、普段が厳しい環境に置かれているので
、そう見えるのかも知れません。無論バファローズが継続するのが適切であるとは思います。しかしながら、ブルーウェーブサイドはバファローズの経営環境がBWをして、「著しく厳しい」と判断していたことは、もう2年前からの話で(知人に関係者がいて、あまり内情は聞かないようにしていますが、この時だけは話してくれました)、そう言う意味で、継続がもう難しい状況であることを認識していたことから、このような提案をしたことは明白でしょう。

それが正しい選択かどうかは、今ある「本当に売却先がなかったのか」ということにも繋がりましょうし、それが適切なのかは他に譲りますが、現実問題として、2000年の会計上の連結会計の実施に伴い、経理上に費用等が明示されることとなったため、株主集団訴訟予防策として、経常的に数十億の費用を計上することが難しくなったとの指摘もあります。(これはうちの前の「問題のあった」社長が毎日に寄稿したものです。=6/24)

それらを肌で感じているかどうか、という違いもあろうことは、頭の隅に置いといてくだされば幸いです。

投稿者 wolfy

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