選手会を政治利用させるな。

さあ、危なくなって参りました。選手会が政治的に利用される可能性が出てきたのです。今日、労組である「全労連」が行った定期大会で、その前日、選手会事務局と意見交換を行ったことに関連して、渡辺恒雄氏の「たかが選手」発言を取り上げ、全国的な抗議行動に出ることになるようです。(スポニチ）

ちょっと待った。全労連は実質上、日本共産党を支持しています。ということは、かなり組織的な行動に出てくる可能性があります。事実、政治的に対峙する「読売新聞の不買運動を始める」と公言し、署名活動にも組織的に取り組むと言い始めました。それに当初の一部報道では、憲法9条改定反対の行動とセットのような記事もあったのです。

プロ野球が本当に危なくなってきました。
政治的に利用されれば、選手会の行動自体を縛る可能性もあります。このような行動は政治的に中立であるべきなのです。8月1日のデモにおいても、組織的に参加し、「特有の字体」が乱れ飛ぶことになれば、彼らの訴え自体に色眼鏡が付いてしまう可能性もあります。

選手会の行動の稚拙さが、プロ野球全体に対する「しらけ」を招くかも知れません。早急に中立化が必要です。無論対案もですけれども。

(# 22:15 tbと以下追記）

tb：lootteさん「球界再編論争、政界でも… 」

自民も民主も議員連盟を立ち上げるという話になってきているようです。なんかめちゃくちゃですね。それこそプロ野球への政治介入の世界になってきました。このまま行くと、NPB自体が運営を止める事態も想定した方がよさそうです。だって、チーム持ってたらごちゃごちゃ政治家まで介入されて、「宣伝費」垂れ流しを要求されるんじゃね。まあ、国庫は収入が支出の半分でも国債を発行し続ければ運営できるそうなので、財務に関する能力はどれだけあるのかは不明ですが…。

サッカーファンの方は「フリューゲルスや鳥栖には何もしてくれないのに」って思うんでしょうね。アイスホッケーなら「西武や古河や雪印」ですけどね。