いや、もう、なんだか。
「12球団を守れ!」「1リーグ反対!」 対 「1リーグで収益向上」。

選手会のweb署名開始で、盛り上がるblog。

…何が盛り上がってるのよ。
結局、メディアの「本質隠し」にまんまと乗せられて、構造的な問題は放っておいて、感傷的な議論進行。

あのね。

日本の社会人スポーツチーム、80年代からどれくらい減ったかご存知?
約2,000 から 500 にまで減っちゃってるのね。(毎日:企業チームを指すと思われる)

社会人野球も企業チームは 237(1963年)から 83にまで減っちゃった(日本野球連盟)。
それも、毎年、10チーム弱が企業の支援を受けられなくなって、解散してる。
クラブ組織で加盟しているチームも 231あるんだけどね。

なんでこんなことになったのか。
そこから全ては始まっているだけども。
日本のプロ野球の実態は「社会人野球」だからね。

それを消して枠組みだけでごちゃごちゃ。
消費税開始の時の論争を思い出します。

(#13:43 以下追記)

まあ、なんで日本が五輪でメダル獲れなくなったかにも直結してしまう問題なんだけども、事前に察知して企業色消したサッカーは偉かったなと。でも、今の「プロ」野球選手は年俸の「リストラ」が怖いので、ごまかしにかかるのは仕方ないのかな?

Jリーグなんて、ブームの時と違って、3,000万プレーヤでも数える程に。
セレッソなんか日本人ではたった2人。(森島・西澤)
それでも我慢できるのかな、と。

ハードランディングかソフトランディングか。
巨人戦の視聴率低下が出生率低下を上回る、「予想以上の低下傾向」。
時間をかければかけるだけ、ハードランディングが待っているように思うのだけど。

投稿者 wolfy

「本質隠す論争:1リーグ対2リーグ」に6件のコメントがあります
  1. 一回壊滅的にまで壊れないと変わらないんじゃないですかね。
    交流戦導入ごときを合併が決まってからやっと言い出したくらいですし。

  2. コメントありがとうございます。
    リンクが違うとこいってますので、再掲していただけると良いのですが…。

    う~ん、こうなると冗談抜きでJリーグと合併しか、根本解決が出来ないような気がしてしまいます。「プロ野球ファン」の大半ってここまで、チームの財政に現実感がないのかと、少々あきれ気味です。まあ、与えられたものを見ているだけ、って人が多いからなのかもしれませんが。

  3. あ、ホントだ。リンク間違ってしまいました。すみません。
    僕も多くのファンは勝手言ってるっていう印象です。

  4. ほんとにねぇ。
    このままじゃ「ファンの想い」は届くだろうけど、「お前らはずっとプロ野球に寄付しつづけろ、俺らは何もださんけどな」という想いだけが届きそうな気がします。
    つまり「想いは届いても、ほんなもん聞けるか」と。
    読売の昨日から始まった合併問題の記事(オンラインでも読めます)は割り引いて読んでも、如何にファンの意識が「軽いところ」で止まっていたかを示しているように思います。
    少なくとも近鉄は、去年から「2万人入らないと固定費用も出ない」などとシグナルを出していたのですから。それを「強くなったら客入る!」と大概のファンは馬鹿にしてたのも思い出さないとね。

  5. 球界再編問題について

    TB先
    BLOG@Wolfy
    Mat\’s blog
    近鉄とオリックスの合併問題が浮上してから、にわかに騒がしくなった球界再編問題。根底には様々な問題が横たわっている。いや、今まで表に出なかっただけなのかもしれない。国民的娯楽・スポーツとして、ダーティな部分は隠されつづけてきたのだろう。
    現状での分かりやすい論点として「1リーグか2リーグか」が問われている。野球に興味のない人も参加して、それぞれ持論を展開している。マスコミも含めていわゆる世論が支持するのは圧倒的に「2リーグ制維持」の…

  6. TBさせていただきました。いつも大変参考になります。

    読売の記事にも納得させられる部分が多いですね。
    ついつい「読売は悪」なんていうフィルターをかけてしまいがちですが(笑)。

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