1970年に起こった「黒い霧事件」。池永さんの永久追放に関連して、一部の事実を知っている人は多いように思いますが、実際のところ八百長事件とされており、それに関与した人間が多かったとされる、西鉄・東映・近鉄の各球団のうち、西鉄・東映は翌年には譲渡されることになるなどの影響を受けた、ということに関連して記憶している人は、若い人ではほとんどいないと思います。
さらに、実際には、この事件はセにも及んでいながら、警察の捜査結果で処分し、最低限のみでとどめたセに対し、自主的に調査を行い、大量の該当者を出し、結果的にリーグの危機を迎えたパ。当時からのセのチームのファンの方も、この辺の事情について明るい人はあまりいないように思います。
更に、これが、読売の西日本新聞叩きに、更に朝日が加わった、メディアの権益の争いであったことなどについては、ほとんど知らない人が多いのではないでしょうか。ちなみにこの前後と言えば、Gの連覇が6に伸び、TVがほぼ茶の間に完備された時代。メディアを使ったG中心構造が出来た時代でもあります。
さて、すべてを公開せよ、という方。もしそうすれば、この事件と同じことがプロ野球に起こる可能性がある、ということを、今一度知っておく必要があるでしょう。その影響がどう出るのか、ということを含めて、その時期に起こったことを知っておく必要があるでしょう。
参考サイト:スタジアムへ行こう!! 黒い霧事件とは
“温故知新「黒い霧事件」” に1件のフィードバックがあります
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再編報道に新聞社の駆引き。
TB – own : [温故知新「黒い霧事件」]
以前、セ・パの格差を付ける原因となった「黒い霧事件」について書きましたけども、これは当時福岡で強かった西日本新聞を、読売が叩き、それに朝日が乗ったもの、と書いたのを覚えていただいているでしょうか。
あのエントリーは、現在の状況をオーバーラップするので書いたという側面もあった…