アメリカ時間15日に切れるCBA(collective bargaining agreement:労使協定)の更新期限に選手会とリーグの合意が間に合うかどうかというNHLのスト(実質ロックアウト)は、現地14:30(日本時間16日未明)に行われる記者会見で、実施の有無が決まることになります。

先週火曜日のリーグ側が提示した6つの案を全て選手会は棄却していますが、こちらで焦点になっているのは、サラリーキャップ(チーム総年俸抑制=天井を作る)制度の導入の有無で、リーグは作れ、選手は入れるなというところでもめています。

市場規模が実は日本のプロ野球と放映権料を見れば同等のNHLですが、選手の平均年俸は1億8000万円と、この10年で2.5倍となっているのが、向こうのファンには「選手がもらいすぎ」との印象を与えているようです。無論NHLは4大スポーツと呼ばれてはいますが、実際には上2つ(MLB,NFL)に続こうとして少し距離の空いている1つ(NBA)からも、大分と離れており、スタンレーカップ決勝についても、USでは全国視聴率が2~3%と著しく低い状況になっています。それに伴い、米ABCが放送から撤退することも決まっています。

そんな環境ですから、選手には厳しい対応も多く、また今シーズンの契約を欧州の各国リーグですませている選手も相当数おります。そんな中、今年のリーグが当初予定通り行われるのかどうか、こちらでは選手会が折れるかどうかだけが問題のようです。

明日朝、どのような結論になっているのか。それによっては今年冬、渡航するのか決まるんだけどな…(って嫁見てる?)

投稿者 wolfy