今日は実は友人なども一緒に神戸に野球観戦の筈だったんだけど、ご存じの通りお休み。千葉系のファンの方は、神戸(v.M)と長居(v.市原)の2日連続観戦というツアーを組んでいたんだけども。多分、そちらは大阪見物に変更かな?ということで、少々のプラスの経済効果が大阪に落ちたのかも知れないけども(嘘)。
私と家族は言えば、行くはずだったものがキャンセルされた訳で、私は昼から布団に沈没。佐川急便が航空券とDHC(コエンザイムQ10+GABA)を持ってきたので、服用して静養。本当にこの2ヶ月忙しかったのでね。忙しくても野球には行く、ファンとは本来はそういうものだという持論なので。
別に野球が無くたって、サッカーもあればラグビーもある。よくよく考えればディズニーランドであれば、もっと安い給料のキャストの皆さんが、作り物の笑顔であっても、気持ちよく過ごすための応対をしてくださる。有る意味来ることで「夢を与える」ということでも。
神戸もその傾向はあるけど、他の球場ではそこまでのことはないなぁ、と。それに比べれば、野球選手は野球さえしていればいいのか、と言えば、そんなことはなくって、エンターティナーとしての給料をもらっている筈なのに、どうも、というよりはお客さんに対する対応が悪いような気がする。それに、野球は「勝ち負け」がある。強いチームでも、3試合に1試合は負ける。くだらない試合もある。そう言う点で、このような大事な筈のことを見逃してはいけない。
BWの練習後とか見ていても、セレッソのそれとは全然違うんだよなぁ。セレッソ、天皇杯決勝の前日練習に行った話もここに書きましたけど、誠実に1人1人全てにサインしてくれる選手達。何か、プロ野球って、誰に限らず全てに「奢り」っていうものが確かにあるんだよなぁ、と思わずにはおれない訳で。もちろんきっちりサインに応じる野球選手もいるけどね。ほぼ全ての選手が50人とか集まっている全員にサインする光景っていうのは、少なくとも野球では見たことがないので。今回のことで明日「ファンサービス」というのがあって、それに対する批判についてコメントも出したようだけども、給料を考えた時に、やっぱりマスで見た場合、選手の皆さんにはそれが欠けていたことは、今回のことから誠実に反省して欲しいと思う。
それに加えて、スタッフだけを考えた時に、日本の野球場のどこにホスピタリティーというものがあるのか、と思った時に、多分それは神戸には確かにあったことは、来たことのない皆さんにはお伝えしたい。少なくとも、それを基準にしたときに、甲子園や大阪ドームにはそれがないことも。そして、そこから野球の試合が減るか無くなろうとしていることも。少なくとも、オリックスはそこは努力していたことは、評価しないといけないんじゃないかなとも。でも、大方のbloggerや掲示板では、そんなことは評価しないし、暴言ばかり。まあ、JリーグもJリーグバブルが弾けたときに、そんなこと言われてたっけ。で、Jリーグのスタジアムは正直、食べ物もサービスも貧弱なんだよな。でも2時間だから我慢できるってことは、あるんだよねぇ。野球は時間が長いから、そんなところも頑張らないといけない訳だけどね。その内、行ったことのあるMLB7球場との「人のいる場所としての球場」っていうのも、まとめて書ければいいなぁと思うけども。
まあ、いずれにせよ、この国での野球は今回のスト問題を見ても、横浜Fの合併と比較しても、特別扱いされているんだけど、そこまで実は日本社会が野球を求めているのか、ということが、今後の動きで明確になってくるだろうこと。それとパ・リーグの地位の低さをどうするのか、という根本的な問題を、選手会は本気で考えているのか、ということに焦点を当てるべきことなのだろうと思います。
阪神の野崎球団社長のコメント「合併を承認しなければ」を取り上げるblogも見ますが、彼の発言は、セリーグの今の立場を守り、損失を少なくすることからでているだけ。極論すれば「プロ野球」は「セリーグだけでいい」という考え方でもあるのです。選手会の要求を呑むべきだとしたのは巨人以外のセリーグ球団、ということからも明白です。まあ、これだけを見ても、少なくともセ球団には、問題の認識・解決能力は期待しない方がよさそうですが。NHLのWHA吸収に比べれば如何にレベルの低いことか。
パの赤字についても、今年になって出てくるのはおかしいと言う声もありますが、何か事ある事にBWは読売から「除名」について、非公式発言されていたのを覚えている方がどれだけいらっしゃるか。この問題が出るまでは、赤字について発言すれば、そういうそしりを受ける可能性があったことは容易に想像できるのですけどね。まあ、機構のこの種の問題は、本当に巨人と阪神を解散する位のドラスティックなことをしないと、解決方法がないように思うのですが。
完全ウエーバー制を本気で選手会が睨むのであれば、このリーグ間の立場の違いをどうするかをもっと真剣に、早急に対策を行う必要があるのです。これを1年かけて討議し、その上で2006年から12チーム以上、ということでも折り合い様があったように思います。チーム数より本当はそちらの方が重要な筈なのですが、問題隠しの様相を呈しています。