現時点でストで中止された試合の開催については未定とのことです。

あと、毎日新聞に7項目が掲載されましたので、かけていた項目を追記。

・審査は、実行委員会の下部組織として組織される「審査小委員会」が担当し、審査開始後1カ月をめどに実行委員会及びオーナー会議に答申する。来年以降行う審査については、第三者を委員とする新規加入球団審査委員会(仮称)を設置する。
・NPBは、現行野球協約の加盟料・参加料を撤廃し、預かり保証金等の制度を導入する。
・審査は、適正・公平に行い、小委員会の審査過程を可能な限り開示するなど、透明化に努める。
・新規参入が決まった場合、分配ドラフトへの新規参入球団の参加を認め、統合球団のプロテクト選手(2巡目、3巡目の指名選手を含む)を除いて柔軟に対応する。また、既存球団は、新規参入球団と既存球団との戦力均衡を図るため、新規参入球団に協力する。


やっぱり、近鉄選手の全部新球団移籍は都合良すぎますよ。噂されるウッズやアリアス・メイの移籍だったそうなのに、代償も無く、移籍しちゃうのと一緒ですから。

それよりも毎日のこの記事(記者の目)に感銘を受けました。

スポーツ記者にこういうスタンスで記事を書き続ける、あるいはテレビでこういうことを言い続ける解説者、または評論家にあまりこうした視点が無いことが、最大の不幸であるのかも知れません。ファンも今からでも知った方がいいでしょう。

(アメリカの独立リーグに所属する、ミネソタ州のセントポール・セインツでは)ニーズを探るため、経営者は球場の入り口に立ち、チケットのもぎりをする。常連客とファーストネームで呼び合い、世間話をする傍らで、私は取材を続けた。球団とファンの「双方向で親しい関係」を心からうらやましい、と思った。それでは日本のプロ野球はどうか。(snip)そもそも、経営者に本気で客を集めようという熱意があるのか疑問だ。(snip)

選手とファンの距離は遠い。交流する機会は少なく、テレビで見る「アイドル」と変わらない。チヤホヤされてスター気取りの選手もいれば、サインの求めに露骨に嫌な顔をする選手もいる。地域社会とのかかわりも希薄だ。球団マスコットの学校訪問といった試みもあるにはあるが、限られている。「ファンあってのプロ野球」と誰もが口にする。だが、現実は真のファンサービスを忘れているのではないか。(snip)

親会社に甘え、いつまでも多額の赤字を補てんしてもらうことは許されない時代になった。集客に知恵を絞り、収入を増やさなければならない。そのために、経営者はまず自らの責任を明確にし、赤字なら給料を返上するくらいの心構えを持つべきだ。選手の年俸にメスを入れることも必要になるだろう。(snip)

カギを握るのは、選手とファンの交流を増やすことだ。例えば、選手や球団職員に地域貢献活動を義務付けてはどうか。セインツは年25時間以上のボランティア活動を職員に義務付けている。(snip)「ファン最優先」の方針を貫き、観戦に適さない球場は改修すべきだ。観戦に最適なバックネット下を関係者が“占拠”していたり、観客席から死角があってプレーの一部が見えない球場があるのは、もっての外である。(snip)

「エンターテインメント」というプロ野球の原点を忘れず、新しい時代の経営モデル確立が急がれる。球団経営で最も大切なことは、スター選手をそろえることでも、テレビで大々的に放映してもらうことでもない。試合後、満足げに球場をあとにするファンの顔だ。


#以上 9/23 21:45(引用冒頭追記は9/24)。以下9/24追記 1:00了、改題。

ただ、88年~90年まで、小生は神戸市緑化協会でアルバイトをしていた経験があります。その時のファンの声は、実際にはかなり無責任でした。金を使って選手を引っ張ってこい、阪神を呼んでこい、巨人を呼んでこい、そんな意見しか私は目にしませんでした。以前書いた「スーパーサイヤ人を呼ぶ」というのもそんな中の一つです。

それが「ファンの声」であったのも事実なのです。

今後もそんなファンの声が続くようなら、日本のプロ野球には未来はないかも知れません。ファンにも身の丈を求める時代がやってきたような気がします。

その点では、神戸は、はっきり言ってマーケットとしては厳しすぎます。
少なくとも、オリックスに球団を連れてきてもらったのに、出て行けという文句ばかりしか(表に)出ないようでは。
情報開示しろ、とか、前向きじゃなくて、破滅を望む「ファン」。

そんな訳で、合併球団は、3年後、大阪へ場所を移すことになるのでしょう。
だから、以前に書いたように、あの球場を「朽ち果てさせてくれ」と私は言うのです。
合併でそんな「ファン」を振り切るつもりなのかも知れませんが、
そんな「ファン」には、何のチームもいらないんじゃないでしょうか。

マリーンズは、負けても、負けても、ファンは「与え続け」、信頼関係が出来た。
うちは、先に球団が「与え続け」、ファンは「与えられない」と文句を言い続け、信頼関係が壊れた。
2004年7月7日に、BWがオーナー会議で「壊れた」のではなく、
1998年7月7日に、神戸で18連敗目を喫しても、応援し続けたチームのファンと、その時に与えてくれないと文句を言い、既に球場から離れ始めていた「ファン」。(実際には優勝直後から文句が目立っていましたが)

実は6年前のこの日に、すでにBWは「壊れていた」のかも知れません。
「壊れ始めていた」のではなく。

消えるべくして消えていく、そんな気がします。

投稿者 wolfy

“合意と、BW消滅と。” に1件のフィードバックがあります
  1. やはりお台場に(中略)したい理由 (9月24日補足)

    普段はあまり見ねえんだが、10時からの『ワッツ!?ニッポン』見た。レギュラーコメンテーターあと一人いれば、『土曜一番!花やしき』。まあ、もうわざわざ不愉快になるまい、とは思ってるんだけどね。さらにその前番組は『THE WEEK』。94年10月8日(土)・中日×巨人最終戦でセの覇者が決まるということで、同番組、フジ系が放映権を持つってことで、特集やっておりました。まだ、髪が黒い御仁もいました。目当てで見るほど、ファンでしたから。その夜、関東、フジテレビの中×巨視聴率48.8%。『ガイアの夜明け』で、役…

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